賃上げ賃上げと世間に向けて言うわりには、
ワシら医療者の実質収入である診療報酬はこれまでずっと上がらなかった。
診療報酬がわずかに上がると薬価がそれ以上に下がり、結果はマイナス。
ちなみに「薬価」とは
ワシらが仕入れた薬を患者にいくらで売るか、という値段である。
もとの薬の仕入れ値がいくらであろうとも、
お上が決めた「薬価」で患者に売らなくてはならない。
だから高額な仕入れ値の薬の「薬価」をさげられたら
「仕入れ値のもとがとれない」「その薬を出すだけ赤字」の状態になる。
そこで仕入れ値の安いジェネリックに切り替えるしかないのだ。
この仕組み、なんかおかしくないか?
普通の商売なら、仕入れ値にいくらかの利益を乗せて
「売値」を決めることができるよね?
これができるのは「自費診療」だけ。
保険診療では同じ手術をどんなに上手にやろうとも診療報酬は同じ、
ジェネリックでは副作用が出る患者のために先発品を処方しても、
お上の定める値段(ジェネリック以外では利益が出ない)しか患者に請求できない。
今回は3%以上診療報酬が上がった。
薬価がマイナスになっているので、実質は3%を切る。
それにしたってこれまでと比べたらずいぶんな太っ腹だが、
物価上昇は昨日今日始まったわけでなく、来年には終わるわけでもない。
一回だけ太っ腹に大きくプラスにしても、
来年以後また「結局1%以下のプラス」では
病院赤字に「焼け石に水」そのものだ。
■【速報】来年度の診療報酬 医療従事者の人件費などの「本体」はプラス3.09%で最終調整 政府
(TBS NEWS DIG - 12月19日 15:36)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8601917
ログインしてコメントを確認・投稿する