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2025年12月14日08:52

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宇宙カレンダーとは


科学が語る時間の物語は138億年とあまりにも長いので、人間の感覚に置き換える必要があるでしょう。浜岡原発には宇宙カレンダーというものが展示されていました。宇宙カレンダーは、その物語を地球の1年でわかりやすく表わしたものです。

1月1日のビッグバンで幕を開け、12月31日の真夜中で終わる。1カ月は11億年強、1日は3800万年です。1時間は200万年ほど、1分は2万6000年、1秒は440年。ガリレオが望遠鏡で人類初の天体観測を行なってから、まだ1秒も経過していません。宇宙カレンダーに意味があるのはそこでしょう。

宇宙が始まって最初の30億年は、地球は存在していませんでした。全体の3分の2を過ぎたあたり、カレンダーでは夏も終わりかけの8月31日に、太陽の周りを回るガスと塵の円盤から我々の惑星が出来上がったのです。

太陽でさえ、宇宙の歴史のなかでは、存在しなかった時代が圧倒的に長いです。これでは謙虚にならざるを得ないでしょう。地球は出来てから最初の10億年間、激しい攻撃を受けることが多かった。 前半は、小天体との衝突によって成長しながら、軌道上に残る小天体を排除していった。後半は、木星と土星が引き起こした大混乱のあおりを受けた。

太陽系の中でも巨大な両者の公転軌道が変化し、その重力の影響を受けた小惑星が惑星や衛星に衝突したのです。いわゆる後期重爆撃期です。後期重爆撃期は、地球の海底で生命が芽生え始めたころも続いていました。

宇宙にほかの生命体がいるかもと考える人たちにとって、これは心強い。太陽系の惑星の物語が、宇宙全体にも通用するかもしれないからです。地球に続いた激しい攻撃は、生命の原材料と、生命を誕生させるのに必要な熱を供給していたとも考えられています。

地球上のすべての生命体は、一つの起源から誕生したと考えられています。始まりは宇宙カレンダーの9月15日、荒廃した高層ビルのように岩山が立ち並ぶ、真っ暗な深海の底だったと考えられます。誕生した最初の生命が持っていたのが、仲間を次々と増やすための複写メカニズムです。

それが二重螺旋の形をした原子の集まり、DNAです。DNAは完璧でない点が最大の強みで、ときに複写に失敗したり、宇宙線で傷ついたりします。偶発的に起きるそんな変異が、より繁栄する生命体を生み出すのです。これがいわゆる自然選択による進化です。

二重螺旋のはしごは、横木が増えてどんどん長くなっていきました。単細胞生命が複雑化し、我々が肉眼で観察できる大きさの植物に進化するまで30億年程度かかっています。もっとも我々はまだ存在していなかったのですが。単細胞の頃から生物は「食べる。食べない」ことを知っており、意識らしきものをもっていたとされています。

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