五気六味:温/辛、苦
帰経:肝、胆、脾、胃、大腸
はたらき・適応症状
1、理気寛中
胃腸に消化不良の食物が停留することによる腹痛、便秘、下痢
2、消張除満
胸がつかえて苦しい、咳、痰が多い、呼吸困難、胃もたれ
胸のつかえや消化不良に――「枳穀(きこく)」が支える気の巡り
東洋医学では、私たちの体を巡る「気」の滞りが、消化不良や胸のつかえ、さらには咳や呼吸のしづらさまで、さまざまな不調を招くと考えられています。今回ご紹介する 「枳穀(きこく)」 は、その“滞り”をほどく働きに優れた生薬です。
◆ 枳穀とは
枳穀はミカン科の植物の未成熟な果実を乾燥させたもので、
五気六味:温/辛・苦
帰経:肝、胆、脾、胃、大腸
に属し、体の幅広い部位に働きかける力を持っています。
温性であるため、内側の巡りを促しながら、ストレスや飲食の不調で滞った気をスムーズに動かしてくれるのが特徴です。
◆ 1.理気寛中 ― 気の巡りを整えて腹部の不快を改善
枳穀の代表的な働きが、この“理気”作用。
気が停滞することで起こる 腹痛・消化不良・便秘や下痢 などの症状に適しています。
特に、
食べたものが胃腸に残っている感じ
食後に重だるい
お腹が張って痛む
といった不快感があるときにサポートしてくれます。
消化の流れを整え、胃腸の動きをスムーズにすることで、日々の食生活で乱れがちな“脾胃”を立て直してくれます。
◆ 2.消張除満 ― 胸のつかえ・咳・痰・呼吸のしづらさに
枳穀は胃腸だけでなく、胸まわりの“張りつめた感じ”にも働きます。
胸がつかえて苦しい
痰が多くて咳が出る
息がしづらい
胃もたれが続く
これらは、気が胸のあたりで停滞したり、痰がうまく排出されないことで起こると考えられています。枳穀は気の流れをほどき、余分な痰を散らす性質があるため、呼吸や胸の不快感を楽にしてくれる頼もしい存在です。
◆ 日々の「つかえ」をスッと軽く
ストレス・暴飲暴食・不規則な生活により、私たちの体には気の滞りが起こりがちです。枳穀は、その“つかえ”をスムーズに流すことで、体と心の軽さを取り戻す手助けをしてくれます。
胃腸の不快感や胸の重さが気になるとき、気の巡りを整える選択肢として、枳穀をぜひ知っておいてください。
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https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12949279438.html
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