五気六味:涼/甘、酸
帰経:胃、肺
はたらき・適応症状
1、開胃利気
食べ過ぎ、消化不良による食欲減退、胸・腹部の張り、胃もたれ、吐き気、腹痛
2、生津止渇
のどの渇き、暑がり
3、潤肺止咳
空咳、痰が多い
さわやかな香りが巡りを整える ― オレンジのやさしい薬膳力
日々の食卓に彩りを添えてくれる「オレンジ」。
その明るい色とみずみずしさは、見ているだけでも心が軽くなるようですが、東洋医学の視点では“巡りを整え、潤いを与える果物”としてとても優秀な存在です。
とくに胃腸と肺に作用し、体の熱を冷ましながら気の流れをスムーズに導いてくれます。
■ 五気六味から見たオレンジ
オレンジは「涼」の性質を持ち、「甘」と「酸」の味を備えた果物です。
涼 … 体の余分な熱を冷ます
甘 … 胃腸を補い、緊張をゆるめる
酸 … 収れん作用があり、津液(うるおい)を守り、気を引き締める
作用するのは「胃」と「肺」。
つまり、消化を助けつつ、潤いを補い、呼吸器を整えるという、まさに日々の養生にぴったりの果物なのです。
■ オレンジの主なはたらき
�� 開胃利気(かいいりき)
オレンジの爽やかな香りは、滞った気の流れをととのえる力があります。
食べ過ぎや消化不良で
胃もたれ
食欲減退
胸・腹部の張り
吐き気、腹痛
といった不快感があるとき、オレンジの甘酸っぱい刺激が胃腸を優しく目覚めさせてくれます。
�� 生津止渇(しょうしんしかつ)
暑い日や喉の渇きには、みずみずしいオレンジがぴったり。
酸味が津液を生み、甘味が体力を補ってくれるため、
のどの渇き・ほてり・暑がりの養生に最適です。
スポーツ後やお風呂上がりにひと房食べるだけでも、体の内側からスッと潤いが広がります。
�� 潤肺止咳(じゅんぱいしがい)
オレンジは肺を潤し、乾燥による不調をやわらげる効果もあります。
空咳
のどのイガイガ
痰が出やすい
といった症状に、甘酸っぱい果汁がやさしく肺をうるおし、呼吸を整えてくれます。
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