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2025年11月17日16:30

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病気のこどもに勇気を与えるわんこ

https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2025/05/106493.shtml

ファシリティドッグは病気入院中の子を訪問するわんこ。

病気のこどもにはまだ小さくて赤ちゃんな子もいれば、
小児科卒業ぎりぎりの10代後半の子もいる。
小さい子であればあるほど、痛くて苦しくてつらい治療の意味は理解できない。
なぜそれが繰り返されるのかわからない。
お父さんお母さんに助けを求めても助けてもらえない。
普段はやさしい看護婦さんも自分を苦しめる側に回る。

泣いてあばれて治療を拒否する。
病気は治らない。
がんなら進行する、やけどのあとは化膿して広がる。
骨髄穿刺を繰り返さないと白血病の治癒程度がわからない。

そんなとき、ファシリティドッグが付き添う。
わんこになぜそんな力があるのかわからないが、
じっと側にいて顔を見上げてもらうだけで、こどもは勇気を出せる。
「がんばろう、がんばれるよ!」と心の奥に呼びかけられる気がする。
怖い検査でも痛い治療でも泣かないで騒がないで治療が受けられたら、
痛い時間苦しい時間は短くできる。
いやがらないで治療が受けられたら、早く退院できる可能性も上がる。

手術室の真ん前まで付き添うこともある。
こどもは「がんばってくるよ」とわんこに手を振って笑顔で入室する。

こう書いているだけで涙があふれる。
ワシには子はいないが、大きな病院にあちこち20年勤務して
産婦人科の隣はたいてい小児病棟なので、重症の小児患者を見かけるし、
処置室で泣いている声も聞く。
主治医でもないワシが悲鳴で心が砕けそうな思いをするのに、
父母はどんなにつらいだろう。
もちろん本当につらいのは患者さん本人だけど、父母は治療を受けてほしい側。
「痛いことをするお医者さん」を止めたりはできない。

治療の意味が理解できて「生きるためにはどうしても必要」とわかる大人でも、
抗がん剤はつらくて苦しいし手術はこわい。

こどもも痛いし苦しいし怖いし、しかも理解できない。
そこを少しでも慰めてくれるのがファシリティドッグなのだ。

ガキを甘やかすな、というコメントがこの記事にあった。
あなたには子がいないのか?もしいるなら
小さい子が痛くてつらい治療を何度も受ける必要があるとしたら
「痛くても苦しくてもがまんしろ」と言い聞かせるだけなのか?
ファシリティドッグがいる病院でも「不要です」と訪問を断って
子が泣き叫んでも「仕方ないことだ」と納得するのか?
隣のベッドの同じくらいの子がファシリティドッグの訪問を受けて、
痛くてつらいのは同じでもじっとがまんしているのを見て、
自分の子が「こっちにもあのわんこに来てもらいたい」と言ったら
「ガキを甘やかさないのがウチの方針、わがまま言うな」とはねつけられるのか?

…それならまあ、いいですけどね。
世の中には、わんこの訪問で子がつらい治療をがんばれたら
そうのほうがいい、と思っている親がたくさんいる。
だからファシリティドッグがいる。
あんたの子には訪問させなきゃいい。
ガキを甘やかしたくないのは親の方針で、他の親の子にまで口出しする必要はない。

追記;
大人のご病人や老人施設でお仕事するわんこは「セラピードッグ」。
「ファシリティ」と言えば子供限定のわんこである。

追記2;
病院のファシリティドッグは基本的には「その病院専属の職員」扱いになる。
だからファシリティドッグに来てもらっても患者に料金はかからない。
一方、病院のほうではファシリティドッグ導入費用で1500万、
維持には年間1000万(ハンドラーの人件費込み)が必要になる。
多くの施設ではクラウトファウンディングでまかなっているようだ。

追記3;
セラピードッグは無料で利用できる場合もあるし、
1時間いくら、で料金がかかる場合もある。
どこの施設が運用しているセラピードッグ制度かによって異なる。

■国内まだ6頭 闘病中の子どもを支える「ファシリティドッグ」 普及を阻む費用の壁…寄付を募り導入目指す兵庫の病院の取り組み【SDGs】
(TBS NEWS DIG - 11月17日 12:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8559412
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