リーアム・ニーソンが主演を務め、1970年代の北アイルランド紛争を背景に、伝説の殺し屋が爆弾テロリストの壊滅に挑む姿を活写したハードボイルドアクション。
1970年代、北アイルランド。長年にわたり殺し屋として暗躍してきたフィンバー・マーフィーは引退を決め、海辺の町グレン・コルム・キルで正体を隠しながら静かに暮らしていた。そんなある日、首都ベルファストで爆破テロ事件を起こしたアイルランド共和軍(IRA)の過激派グループが町に逃げ込んでくる。彼らのひとりが地元の少女を虐待していると知ったフィンバーは少女を助けるために制裁を下し、テロリストたちと対立することに。後戻りできない状況に追い込まれたフィンバーはテロリストたちを完全制圧するべく、命懸けの戦いに身を投じていく。
共演は「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドン、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のジャック・グリーソン、「ベルファスト」のキアラン・ハインズ。「マークスマン」でもニーソンと組んだロバート・ロレンツ監督がメガホンをとった。(映画.comより)
<2025年4月13日 劇場鑑賞>
われらが”ダディ”リーアム・ニーソン主演作。沈黙シリーズのように似たような作品が多いなか、この作品は一味違う感じでした。もともとリーアムがアイルランド出身だということもあるでしょう。今回の彼は、信念を持った(それが正しいかどうかはさておき)IRA戦士たちと戦うハメになります。
冒頭に首都ベルファストで爆発テロを行うグループの描写が入ります。しかし、車が爆発する寸前に子供が歩いてくるのが見え、思わず「離れて!」と叫ぶ女性。しかし、理由もわからない子供たちがそんな俊敏に動けるはずはなく、犠牲となってしまいます。でも、逃げなくてはいけない(その女性をリーダーとする)テログループは、一路田舎へと向かいます。彼らはIRA戦士でした。そして、逃げ込んだ片田舎が、リーアム扮する伝説の殺し屋が余生を楽しもうとしていた町だったのでした。
妻を亡くし、殺し屋生活にも疲れたリーアムは、本当に引退したいと思っていました。しかし、つい子供が虐待されているのを見逃せなかったり、殺しの依頼を若者に譲っていってくれるよう元締めに頼んでも、なかなか思うようにいかなかったりして、次々といろんなことに関わるハメになります。この辺の描写は、まぁ運が悪いというよりは、自分の性格もあるのかな、とも思いました。
ゆっくり庭を造ろうと思っていたリーアムは、庭仕事に精を出す近所の女性に「わ〜お。なんて素敵な庭なんだ。この庭を見れば、アダムもイヴを選ばずに君を選んだだろう」と発言します。私、個人的に「なんという殺し文句!こんな言葉がすらすら出るなんて、色男だったの?」と思いました。実は、この映画で一番印象に残っているのはこのシーンです(笑・ごめんなさい)。
しかし、全体的に悲しい映画でしたね。強い女性リーダーだって、信念で行動してるし、自分の弟を大切に思っている。そして本当に強い。リーアムだって、本当に静かに暮らそうとしていただけ。若き殺し屋にだって、夢があった。根っからの悪人なんて誰も出てこない。でも、壮絶な殺し合いに発展してしまう。人間の世界って、難しいね。でも、ラストは、リーアムは町を出ますが、少し優しい仕上がりでした。
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