(再掲)
子宮にできるがんは2種類。
子宮の出入り口にできる「子宮頸がん」と子宮の袋の内側にできる「子宮体がん」。
子宮体がんは子宮内膜にできるがんなんで「子宮内膜がん」とも言う。
子宮頸がんはセックス時に感染するHPVが原因。
人にもよるが、運悪く子宮頚部に慢性感染として住み着く状態になるとがん化する。
たった1回のセックスでも慢性感染することあるので注意。
(セックス相手が多い人だけの病気ではありません)
初期に出血がなく、20代からでもがんができる。
ごく初期に子宮がん検診で見つかれば、部分切除で済む。
(入院不要で日帰り手術のこともあります。)
セックス経験前にHPVワクチンを打つと90%の確率でHPV感染予防ができる。
世界の主流は「ワクチン打って、20歳すぎたら2年に1回がん検診」ですね。
ちなみにワクチン打ってない場合は
「去年がん検診異常なし、今年受けない、来年受けると子宮がん」という
「2年でがんに進行」する悪性度高いタイプがありえる。
ワクチンはこの「2年完成」タイプを100%予防できるので、
がん検診は2年に1回でよい、ってこと。
本題の子宮体がん。
以前は45歳以上の病気とされてたが、最近は40歳になったとたんの
子宮体がん患者も増えている。
子宮頸がんと違って、初期から必ず出血がある。親切ながんである。
ただし、初期であればあるほど「出血したとき」しかがん細胞が出てこない。
出血止まって3日たつといくら子宮内をこすっても何も出ない。
だから、不正出血がないときの子宮体がん検査はほぼ無意味。
不正出血あったらすかさず受診、となる。
生理不順のある場合は「生理と不正出血」の区別が難しいのだが、
この記事になったタレントさんの場合は、「閉経後の出血」であろう。
閉経は「月経が閉じる」と書くだけあって、以後は絶対に月経はこない。
閉経後の女性が出血したら、まず子宮体がんを疑う。
ウチの患者でもけっこういるんだが、閉経後出血があっても
「ほんの少しで色も薄くて1日1回だけでおなかも腰も痛くない」から
受診しなかったと言う。
バカモノ!(怒
胃がんの初期からげーげーと真っ赤な血を吐く患者がいないのとおなじで、
どんながんも一番最初の症状は軽いものなのだ。
胃がんで血を吐いたら相当進行しているが、
子宮体がんは初期から出血してくれる親切ながん。
せっかく向こうさまが親切に教えてくれてるのだから
ありがたく思って受診したほうがいい。
この記事になったタレントさんは子宮卵巣リンパとたくさんの切除を必要としている。
たぶん、ほんの少しの出血を何か月か「様子を見て」しまったのだろう。
しかも脳梗塞。
大きい手術のあとで腹の中に血がたまり、血栓になって脳に飛んだのか。
お気の毒なことだ。
今、生きているのでよかった、ということになるけど。
子宮体がんとは 子宮頸がんに比べ更年期世代に好発 山瀬まみが罹患したことを公表
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=8506841
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