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2025年09月29日16:25

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ミッキー17(Mickey 17)

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 「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がロバート・パティンソンを主演に迎え、エドワード・アシュトンの小説「ミッキー7」を原作にブラックユーモアたっぷりに描いたSFエンタテインメント。

失敗だらけの人生を送ってきた男ミッキーは、何度でも生まれ変われる“夢の仕事”で一発逆転を狙おうと、契約書をよく読まずにサインしてしまう。しかしその内容は、身勝手な権力者たちの命令に従って危険な任務を遂行し、ひたすら死んでは生き返ることを繰り返す過酷なものだった。文字通りの使い捨てワーカーとして搾取され続ける日々を送るミッキーだったが、ある日手違いによりミッキーの前に彼自身のコピーが同時に現れたことから、彼は反撃に出る。

共演は「ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY」のナオミ・アッキー、「NOPE ノープ」のスティーブン・ユァン、「ミュリエルの結婚」のトニ・コレット、「死ぬまでにしたい10のこと」のマーク・ラファロ。(映画comより。一部書き換え)





<2025年3月30日 劇場鑑賞>

 話、かなりエグかったです。これでもか、これでもか、と打ち込んでくるような感じ。ちょっとしんどかったです。また、ロバート・パティンソンも、か細くて情けない感じの男がハマるんですね。まぁ元々細身ですし。

 地球にいても、何と言って取柄もないし、友人と組んで事業に手を出せば失敗して借金を背負うし、でも払えないから命がけで逃げてる。でもそのうち捕まって殺されるのだろうなぁ・・・みたいな情けない主人公、ミッキー。すると、”体を張った仕事。何度死んでも生き返ります”みたいな求人広告、見っけ。よし、これで行こうと応募。地球上では違法なので、職場は凍り付いた惑星ニヴルヘイム。地球からもだいぶ離れているみたいです。そこで”ワクチンの治験”とか、肉体労働とか、危険な場所に何かを探しに行くとか、人のやらないことをいろいろやらされます。だって、死んでもまた同じものが作られるのですから。まるでコピー機から出て来るコピー用紙みたいに、ペラ〜って。しかも、前の記憶も保持しています。なんて優れた技術でしょう!

 しかし、こんなこと繰り返していると、やっぱり疲弊してきます。ひょっとしたら、為政者もある程度使ったら刷新するつもりだったのかもしれません。とにかく、巨大な虫(クリーパー)に追われて「食われる」のです。しかしながら、彼は助かりました。クリーパーは彼を食べなかったのです。そうとは知らず、ミッキーは死んだと思い込んだ上司(?)は18番目を作ります。こうして17番目と18番目のミッキーはある時鉢合わせするのです。これは許されません。どちらかが死なねばならないのですが、そんなのイヤですから、争いながらも2人でしばらく共存するハメに。彼女のナーシャも彼氏が二人になってまんざらでもなさそうです。

 ところで、この「他の惑星への移住計画」を推進している落選議員がいて(前回は通っていた)、彼は結構間抜けなんですが、彼をうまく盛り立てるワイフのおかげで、カリスマ的なファンがついています。この宇宙船には彼ら夫婦も同乗しています。新しい星で、今度こそ自分が支配者になるぞ、と思ってるみたいです。一見支持者を大切にしているように見せかけて、実は自分さえよければ他は使い捨てにしよう、くらいに思っているようでした。「巨大虫」クリーパーに実は知能と感情が宿っていることに気付いたミッキーは、もう一人の自分と共に、ペラ〜っとしていた過去の自分と決裂。果敢に権力に挑むことになります。そしてナーシャには、人を引っ張って行く才能があったこともあり、人々は団結してゆきます。

 映画は鮮やかなハッピーエンドでしたが、そこに至るまでの描写は、さすがに韓国の監督、かなり重い感じでした。でも、間違いなく名作です。
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