今日、私が経験した中で一番近い距離に雷が落ちた。私はアストラフォビア⋯⋯つまり雷恐怖症で、その時の様子を今でも忘れられない。
ただ、近いと言っても眼の前に落ちたとかではない。私はその時家にいて、雷に怯えながらTwitterで「雷」と検索していた。同じ気持ちの人を探すことで少しでも安心を求めていた。
そうしたらほんの一瞬、世界が一変した。カーテン越しにもわかるくらい世界が真っ白になった。それほどにまばゆい光が周囲を刺した。
そしてそれから1秒も満たないうちに、激しい爆発音が鳴った。爆発というのはこういう音と大きさなんだろうなと思わされるほどのものだった。
『神』が『鳴』くと書いて『雷』!
⋯⋯⋯⋯フフ、よくぞ言ったものだ
まさに神の怒りのようだった。まだ科学が発展していない昔の人がそう思ったのも頷ける。
私はそれを見聞きしてコンマ数秒放心し、その後まるで小動物のようにさささっと雷の鳴った方から遠い部屋に移動した。といっても所詮家の中、対して移動はしていないがせめて直接雷の光が見えないところに移動したかった。
本当に怖かった。調べてみたら音は1秒でおよそ340m進むとのこと。1秒満たずに聞こえてきたということは、つまりそれよりも近くで雷が落ちたということになる。
そして個人的な体感としては辺りを光が襲ってからだいたい0.3〜0.5秒くらいで爆発音が聞こえてきたように感じた。めちゃくちゃ早かった。もしそうだった場合、だいたい100〜170mくらいのところで落ちたということになるらしい。ダッシュで20秒前後の距離やん⋯⋯。ちょっとズレたら死やん。
そして、どこに落ちたが判明した。私の住んでいる家からおそらく、200mもないところにあるとある建物に落ちたようだった。つまり私の距離感は当たっていたようだ。非常に恐ろしい⋯⋯。
それともう一つそれに伴いまさかの事実が判明した。というのも私は雷の光を見て少しでも遠ざかりたくて部屋を移動したと書いたが、なんと雷が落ちたのはその移動した方の部屋側だったのだ。直接雷の光が見えないところに移動したつもりが、むしろ直接雷の光が見えてしまう方に移動してしまっていたのだ。
え⋯⋯? あの眩さで間接的な光だったの⋯⋯?
直接見てたらもっとやばかったってこと⋯⋯? もしそうなってたら失明でもしてたんじゃないのか⋯⋯? それか閃光手榴弾食らったような感じにでもなってたんじゃないか?
その建物にいた人は大丈夫だったのだろうか⋯⋯特に最上階にいた人は⋯⋯。
一応、建物の中にいれば電気は壁を通っていくから中の人間には被害は無いとは聞くが、それでも心配だ。電気で発火して火災が起きることもあるし。
私ならまず自分の建物に落ちたという事実でショック死できる。それに自分の建物に落ちるということは、座標的には自分に落ちているのと変わらない。一番の至近距離であの切り裂くような白を目にし、轟音を耳にしなければいけないのだ。もうショック死必死だ。
Twitterで何度か見かけた海外の動画でこういうものがある。
「外を歩いていた男性が、雷に撃たれて一度地面に突っ伏すが、まるで何事もなかったかのようにすぐに起き上がってまた歩き始める。そしたら数秒もしないうちに二度目の雷に撃たれて再び倒れてしまう」
というものだ。その動画の画角的に、おそらく監視カメラかなにかの映像で残っていたのだと思われる。
あまりにも恐ろしい。あれはまるで神の裁き-エルトール-、ゴッドエネルに狙われているかのようだ。雷はまさに神の象徴⋯⋯。
・ ・・・・
——人は⋯”神”を恐れるのではない⋯
”恐怖”こそが”神”なのだ
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