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2025年07月14日18:13

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ブルータリスト(The Brutalist)

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 「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディが主演を務め、ホロコーストを生き延びてアメリカへ渡ったハンガリー系ユダヤ人建築家の数奇な半生を描いたヒューマンドラマ。2024年・第81回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞し、第97回アカデミー賞でも主演男優賞ほか3部門を受賞した。

ハンガリー系ユダヤ人の建築家ラースロー・トートは第2次世界大戦下のホロコーストを生き延びるが、妻エルジェーベトや姪ジョーフィアと強制的に引き離されてしまう。家族と新しい生活を始めるためアメリカのペンシルベニアに移住した彼は、著名な実業家ハリソンと出会う。建築家ラースローのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築を依頼。しかし母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には、多くの困難が立ちはだかる。

「博士と彼女のセオリー」のフェリシティ・ジョーンズが妻エルジェーベト、「メメント」のガイ・ピアースが実業家ハリソンを演じた。「ポップスター」のブラディ・コーベット監督がメガホンをとった。第97回アカデミー賞では作品賞はじめ10部門にノミネートされ、エイドリアン・ブロディが自身2度目の主演男優賞を受賞。そのほか、撮影賞、作曲賞を受賞した。(映画.comより)





<2025年2月25日 劇場鑑賞>

 長い映画だったのですが(100分+intermission15分+100分)見れてしまいました。見ごたえのある映画でした。

 再びユダヤ人役のブロディ、今回は地元ハンガリーでは有名な建築家だった、という役どころです。ユダヤ人ゆえの迫害を受け、ホロコーストを生き延びるも妻や姪と引き離され、たった一人でアメリカに渡ってきた、という設定です。最初はすでにアメリカに渡航している友人を頼り、彼は同胞として親切にしてくれたのですが、いつまでも世話になるわけにもいかず、仕事を見つけて独り立ちします。友人に連れられていろんなコミュニティに顔を出しているうちに、名の知れた建築家だと言うことで、ある若者から「父の書斎を新調したい」との相談を受けます。彼の父親(ガイ・ピアース)は事業に成功していてお金持ち。息子もこの書斎をサプライズで贈りたいとのことで、お金に糸目はつけないとのことでした。

 かなり斬新な書斎を作り上げたブロディ。しかし、肝心の父親ピアースが気に入らず(というか、”書斎を豪華にする”という発想自体が気に入らなかった模様)、息子に対して激怒。うろたえた息子は支払いを拒否。ブロディの仕事はボランティアとなってしまいました。しかし、この依頼がきっかけでブロディはピアースに気に入られ、以後ずっとつきあいをすることになります。政界にも顔が利くピアースは、ブロディの妻と姪がアメリカに早く渡って来ることができるよう、尽力もしてくれます。寡黙だが元々仕事もできたブロディは、建築仲間からも慕われ、アメリカでもうまくやっているように見えます。しかし、現実はそんなに単純なものではないのでした。



<ここからネタバレ>

 ブロディは本当に暮らしに目途が付いたから友人の家を出たのです。しかし、友人はハンガリー人でもその妻はアメリカ人。夫の手前、歓迎しているふうを装ってましたが、本当はそんなことなかったのです。「ブロディに実は襲われそうになった」などと、性的被害のないことないことを後に夫に打ち明けていたのです。不信感マックスの友人。ブロディは、この国全体に歓迎されてないことを体で感じます。

 後にわかるのですが、実はパトロンのピアースからも性的虐待を受けていました。やっと迎えた妻は骨粗鬆症で、若いのに車椅子に乗ってました。でも、会えてよかった。そこはピアースに感謝です。

<ネタバレおわり>

 この映画は、役者さんのイメージがそのままで、妻役のフェリシティ・ジョーンズは聡明で強気。ブロディは繊細で、ピアースは紳士なんだけれど、どこかエキセントリックな男でした。なので、話がわかりやすく、長いけれども入って行きやすい映画に仕上がっていたと思います。個人的には、オスカーも納得の映画だったと思います。
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