【平成の名力士列伝:北勝海】ひたむきな稽古で低評価と逆境を乗り越えた不屈の名横綱
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大相撲五月場所七日目、横綱豊昇龍は西前頭三枚目・平戸海を小手投げに退け「悪夢の二番連続の金星供給」から三連勝で二敗を守り、全勝の綱取り場所の東大関大の里は東前頭四枚目尊富士を叩き込みで制し、同じく全勝で賜杯レースを先導する東前頭七枚目の伯桜鵬は西前頭四枚目一山本を押し出しに仕留めて揃って七連勝としました。
さて、横綱豊昇龍(立浪部屋)ですが、今日は普段は土俵入りで太刀持ちを務めている平戸海(境川部屋)との対戦。対戦相手と言うことで、太刀持ちを同じ出羽海一門の木瀬部屋の宇良が務めた今日の土俵。平戸海に二本差されながらも抱え込んで、右からの豪快な小手投げで勝負あり。取組後の支度部屋では「集中してできてよかった。終わったことなので一日一番、集中する」とコメントしたようですが、記事の主役で今年理事長就任10周年の八角理事長(第61代横綱北勝海)は、「焦っていないようなふりをして焦っていた。まずは横綱で優勝することだ」と、まだまだ「連敗ショック」からの立ち直りは果たせていないと見ているようです。
大の里と並んで全勝で賜杯レースを盛り上げ、新入幕での活躍から「令和の怪物」の異名を持つ東前頭七枚目の伯桜鵬は、西前頭四枚目一山本と対戦。一山本の突っ張りを下からあてがい応戦。一山本の引きに乗じて距離を詰め、両ハズで押し出し。昨日の六日目には第73代横綱で部屋付きの照ノ富士親方、今日は7月初めに65歳となり協会の規定の定年を迎える師匠の伊勢ヶ濱親方(第63代横綱旭富士)と、部屋の親方が2日続けてNHKのテレビ正面解説を務める前で白星を重ね「よかった。『絶対に引かない』と思って取った」とコメント、その期待にしっかり応える一番となりました。
そして、大の里ですが、今日は新入幕優勝の記憶も鮮明な尊富士が相手。立ち合いから尊富士が頭を下げて低く前に出て、左押っ付けか左を覗かせるも右に開いて叩き込み。八角理事長は「大の里の叩き込みは悪いが、がちっと当たりを受け止めている。相手がはね返されつつある。尊富士も浮かされていた。」とコメントしていましたが、尊富士も研究されている感があり、相撲勘が幾らか鈍っているようにも感じられました。
その他。二敗の西大関琴桜は西前頭二枚目の豪ノ山に下から攻め込まれての寄り切りに屈して三敗に後退、豪ノ山は七日目にして初日を出しました。また、一敗同士の直接対戦となった東関脇大栄翔と西小結若隆景の一番は、若隆景が大栄翔を一直線に押し出して6勝目。七日目を終え、賜杯レースは全勝の大の里と伯桜鵬を若隆景と遠藤を押し出しに仕留めた東前頭九枚目の安青錦の2人が星一つ差の一敗で追走する構図となりました。
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