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2025年05月16日14:27

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チャーリー(777 Charlie)

 孤独な男とやんちゃなラブラドール犬が南インドからヒマラヤを目指して旅に出る姿を描き、映画大国インドで「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語映画として歴代5位の興行収入を記録したロードムービー。

南インド・マイスールで暮らす男ダルマは、職場でも自宅の近所でも偏屈者と言われ、酒とタバコとチャップリンの映画だけを楽しみに生きる孤独な日々を過ごしていた。そんな彼の家に、悪徳ブリーダーの劣悪な環境から逃げ出してきたラブラドール・レトリーバーの子犬が住み着くように。犬嫌いのダルマは何度も追い払おうとするが、いつしか心を通わせ、子犬にチャーリーと名付けて迎え入れる。イタズラ好きのチャーリーに振り回されながらも楽しい毎日を送っていたある日、チャーリーが血管肉腫で余命わずかであることが判明。ダルマは雪が好きなチャーリーに本物の雪景色を見せるため、サイドカーにチャーリーを乗せてヒマラヤを目指す旅に出る。

カンナダ語映画界の人気スターであるラクシット・シェッティが主演・プロデューサーを務めた。(映画.comより)





<2025年1月24日 wowow オンデマンド鑑賞>

 犬好きな私にピッタリの映画。やり過ぎ感満載な場面もありますが(写真2枚目のように、彼のつぶやき・感情に敏感に反応して肩に手を置く、など)、そこはインド映画独特の”ケレン味”ということで。

 主人公の男ダルマは確かに偏屈で社交的ではないのですが、それには理由があります。幼い頃、出かける家族に自分だけ「行かない」と言って残ってテレビを見ていると、家族の事故死の連絡が入るのです。出かける前にみんなで見ていたのがチャップリンの映画。家族を思い出したいときはチャップリンの映画を見ているようです。近所の人も、そのいきさつを知っているので、断られるとわかっていても食事の誘いをかけたりと、何かと気を配ってあげているようです。

 さて、そんな孤独なダルマですから、もちろん犬なんかに興味はありません。しかし、実は犬の方は早くから彼に目を付けていました。冒頭、お祭りで騒いでいる輩に「うるさい!」と(それが正しいかどうかは別にして)制裁に入るダルマを脱走してきた犬が見つめているシーンがあるのです。関係ないかもしれませんが、後にチャーリーと名付けられるこの犬は女の子。雄姿を見つめるっていうのも、意味深かもしれません。

 さて、なりゆきとはいえ家族ができたダルマは、ずさんな生活を改め、それなりに暮らし始めました。ちなみにチャーリーはチャップリンの名前から。しかし、せっかく親しい家族ができたというのに、彼女が不治の病であることが判明するのです。映画の後半はロードムービー。雪を見てすごくはしゃぐチャーリーを見て、ダルマは「本当の雪を見せてやりたい」と思ったのです。持てる資産をなげうっての貧乏旅。でもその分、人との魅力的な出会いもあります。どんなに貧乏旅でも、世の中ってそう捨てたものじゃありません。うれしいですね、映画とわかっていても。そして、なぜか途中には「ドッグショー」に出る羽目になったり(さすがにここは「なんでや!」と思いましたけどね・笑)、紆余曲折を経て、二人は雪深い山にたどり着きます。よかった。でも、チャーリーの病状はいよいよ深刻で・・・。

 <ここからネタバレ>

 その後チャーリーは亡くなってしまいます。ダルマの落胆も半端ない。と思ったところで、何かの鳴き声が。そう、チャーリーは赤ちゃんを産んでから亡くなっていたのです。そう言えば助けてくれたジプシー(?)の飼い犬と親しくなってました。話の途中から、彼に無理やり同行していた動物保護会の女性と共に、悪徳ブリーダーを摘発し、自らも犬の保護団体を立ち上げたダルマ。今は生きがいも見つけ、生き生きしているダマなのでした。

<ネタバレおわり>

 ありきたりと言ってしまえばその通りです。でも、やっぱりよかったな。話の所々に無理があるかな、とも思いましたが、やっぱりほっとしました。私は好きです。
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