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2024年11月26日07:07

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医者は患者を殺す仕事ではない

もし今後、尊厳死という名前の「他人の手を借りての自殺」が
日本で認められたとしても、それを行うのは医師でないかもしれない。
実際、海外でその制度がある場合、施設は医師によって設立されていない。
医師は「メンバーのひとり」であり、本人や家族の意思確認は
資格のあるカウンセラーによって行われる。

医師は、人を殺すのは専門ではないので。

尊厳死の話が出ると必ず、
「病院内ではがん末期の患者に殺人が行われている」というコメントが出るが、
そんなことは誰もしていない。
末期の患者の栄養点滴を減らして電解質だけにするのは
「がんを成長させない」ためであり、患者を殺すためではない。
抗がん剤など「前向きに戦う」手段が使えない場合に
「がんへの栄養を断つ」方法で消極的に患者を守り、
いずれにせよ長く無い患者さんが、家族や親しい人と過ごせる時間が
少しでも穏やかになればいい、と願う。
モルヒネの持続注射も、きちんと濃度と注入速度を守れば
痛みはとれるし家族と話もできる。
「傾眠傾向」といってうつらうつらすることがあるが、起こせば起きる。

患者さんの最後の瞬間まで、少しでも患者さんが楽に、いい状態になるように
努力する。それが医者である、医療である。

この事件の犯人である医師は
患者自身とじゅうぶんに話し合いをしていないまま、殺している。
じゅうぶんに話せばいい、というものでもないが、
それでも、死のうというその瞬間に気持ちを変える人間は
自分で動ける場合でもありえる。
自分で動けない患者は、気持ちを変えても自殺を中断できない。
中断する自由を与えずに、一方的に「死ぬ薬」を与えるのは
どう考えても医師のやることでない。

ドクター・キリコは漫画の中の架空の人物。
そんな医師は実在しない。

ALS嘱託殺人、2審も懲役18年
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=8108133
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