昭和末期に郊外で育ったオレは、昔ながらの商店街よりもスーパーのほうが懐かしい。
スーパーには2種類あった。一つは家の近所にあって、毎日オフクロが仕事帰りに買い物する小さなスーパー。そこでは食料品と生活雑貨しか売っていない。もう一つはオヤジの車で休日に家族みんなで出かける大型スーパー。そこでは服でも靴でも家電でもオモチャでも何でも売ってる。フードコートやゲームコーナーもあって、凄いところになると屋上に小さな遊園地があったりもする。マクドナルドなどのファストフードや本屋、レコード屋などのテナントも入ってる。
そういう大型スーパーで何と言っても思い出深いのは、イトーヨーカドーとダイエーだ。
でも今、ダイエーはイオン傘下で小型スーパー路線になってしまい、店舗数も大きく減った。そしてイトーヨーカドーは全国各地でどんどん閉店が続いている。オレの近所のイトーヨーカドーももうすぐ無くなる。
なんだか寂しい。昭和がどんどん遠くなっていく。
地方で働いていた頃、慣れないその土地にもイトーヨーカドーとダイエーがあり、なんとなく心が癒やされた。店の中の雰囲気は故郷の店舗とあまり変わらなかったからだ。
イトーヨーカドーやダイエーが元気だったあの時代は、日本全体も元気だったんだなあと思う。どこに行っても子どもがたくさんいて、ギャーギャー喚いて走り回っては、怒られていた。
もうあんな時代は来ないのかな…。
ログインしてコメントを確認・投稿する