こういう中途半端な記事が一番まずい。
ので詳しい解説を書く。
子宮は「とっくりを逆さにした形」とよく言われる。
とっくり胴体部分が妊娠時に大きく膨れて胎児の入れ物となる。
この「胴体部分の内側の粘膜」つまり「子宮内膜」にできるのが子宮体がん。
「子宮内膜がん」という言い方のほうが正式だが、体がんでも通用する。
とっくりの細い部分、ここは「子宮頸部」と呼ばれるが、
子宮頸がんは子宮頸部というよりも、子宮出入り口の一番外側、
膣内から見える子宮口周囲にできる。
「子宮がん検診」というのはこの子宮口周囲をブラシでこすって細胞をとり、
ガラス板に塗ってうす紫の染料で染めて観察する。
子宮頸がんはセックスで感染するHPVというウイルスが原因。
子宮頸部にウイルスが住み着く「慢性感染」になった状態からがん化するが、
ウイルス感染した人のうち誰が慢性感染になるのか、いつなるのかはわからない。
がん化開始してから一番早くて2年で浸潤がんとなるが、
子宮頸がんは初期に出血しないのが特徴なので、症状で見分けることができない。
ワクチンを打って「2年でがん化」するタイプのウイルスをシャットアウトし、
2、3年に1回のがん検診で初期がんを発見して負担の少ない治療をする。
この子宮頸がんに対して子宮体がんは、がん化原因は不明だ。
ただし45歳以上で増えてくるので、他の多くのがんと同じく
細胞が老化することが発症のきっかけと言われる。
子宮体がんは初期から不正出血という症状を出す、親切ながんだ。
ただし初期であればあるほど、出血あるときだけがん細胞が出現する。
止血して3日もたってしまうと、実際にはがんがあるのに
いくら検査しても全く細胞が出ないことも多い。
だから子宮頸がんのように「年1回の検診」ではチェックできない。
問題は、とある出血が生理なのか不正出血なのか、ということだ。
本当に見分けるためには出血しているとき受診してホルモン検査などが必要。
簡単に見分けるには(しかもけっこう使える)「月経周期」を数えるのがいい。
生理1日目から次の生理前日までの日数が「月経周期」だが、
最短では21日である。
つまり21日より早ければそれは生理でない可能性が非常に高い。
それから、体調が悪いとかで生理が長引くことは誰でもありえるが、
一番長くて14日以内に止血するのが大多数。
15日目に入っても出血あるなら「不正出血」の疑いがある。
閉経した人間なら出血すれば100%不正出血、何かの異常は間違いない。
すなおにとっとと受診すればいいだけなんだが、
「ほんの少し」「1日1回くらい」「具合悪いわけではない」「血の色が薄い」
などなど、山のように言い訳を作って出血あってから半年以上様子を見る人たちがいる。
最初は数ヶ月に1回の薄い出血だったのが、受診のころには
毎日もしくは出血しない日が週に1、2日、血の色も濃くなっている。
もちろん当然「進行」した状態である。
がんは初期ほど治療も軽く費用も安く期間も短く完璧に治せる。
そんなこと誰でも知っていると思っていたが、
知ってるから受診する、わけでもないようだ。
この記事になった女優さんは無事に治療できたようだが、
どのくらい進行してたかは不明なので、数年間は
他臓器に転移がないか、切除部に再発しないか、定期検査を行う。
藤あや子が手術を受けた子宮体がんとは
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7852191
ログインしてコメントを確認・投稿する