ワシは産婦人科医なので子宮がんのことを書く。
この記事はおかしい。
子宮頚がんで、骨盤リンパ節転移があったら3期。
1期ではなく3期である。
(ステージはローマ数字で書くが、文字化けが困るのであえて普通の数字)
すでに手術しているので、病期分類は術後診断になる。
手術をしてみないと骨盤リンパ節転移はわからないので、
術前診断で1期(一部切除の検査で腫瘍細胞の浸潤範囲を見る)としても、
子宮卵巣と骨盤リンパ節切除をすることはありえる。
たとえば卵巣はホルモンを出す臓器なので、閉経していれば残す必要はない。
子宮卵巣はほぼくっついてる臓器だから、無理に卵巣を残すほうが問題あったり。
(術後出血源になったりとかね。)
で、全部を病理検査して「あ、骨盤リンパに転移ありますね」となれば
術後診断は3期になる。
そしてもし1期なら通常は術後療法はやらない。
だって手術だけで取りきれてるから。
転移があれば「子宮以外にがん細胞が散っている」可能性あるので、
抗がん剤だの放射線だのの適応になる。
出血が続いてる状態で受診して検査した場合、
子宮頚部の細胞が血液といっしょに子宮体部に紛れ込んだり、
体部の腫瘍細胞が出血によって頚部に一時的に付着(転移でなく)することがあり、
初診時の医師が「子宮頸がんか体がん」という言い方をしたのは問題なし。
いずれにせよ「子宮の悪性腫瘍」なのでがん専門病院に回す。
その後にかかった専門医で手術し、術後に骨盤リンパ節転移が判明した時点で
ステージは3、3期。
だから術後治療が必要だし、術後治療をしても数年後転移はありえる。
術後転移を発見するための定期検査は5年、場合によっては10年行う。
そもそもの「おかしい」は
子宮頸がんは1年や2年で3期までいかない、ということ。
初期に不正出血がないのが子宮頸がんの特徴のひとつであり、
不正出血あったらリンパ転移までの可能性を考える。
子宮がん検診を毎年受けていたら、いや2年に1回でも受けていたら
受診していきなり3期がありえない。
日本人は今、年間約1万人が子宮頸がんになる、約3千人が死ぬ。
死ぬ3千人のほとんど全員が3年以上がん検診を受けていない。
つまり、不正出血がないからというのを自分への言い訳にして
3年以上がん検診をさぼれば、いつ子宮頸がんで死んでもおかしくない、
ということになる。
がん検診を受けましょう。
追記;
卵巣がんは子宮がんのように単純に解説できない疾患だが一応書く。
この記事では「最初の受診でエコー検査」もしているが
問題なかった、と書いてあるが、その次受診したところでは4センチの卵巣を指摘。
卵巣は排卵直前とかでなければ1センチほどの臓器である。
もし4センチに見えれば、翌月にも超音波を見て
消えていれば排卵による変化でがんではない。
消えてない場合は3から4ヶ月おきで経過観察を行う。
最初の受診とその次の病院受診がどのくらい間隔があいているか不明だが、
先月の検査では出なかった子宮体がん細胞が今月出る、はありえる。
子宮体がんは細胞が出にくいがんなので、疑わしい症状ある場合は
検査を繰り返す必要がある。
卵巣は、たとえばがんだとして、
先月全く正常所見だったものが、今月は4センチでがん化、は普通はありえない。
この記事の内容が正確(患者の経過そのまま)と仮定しての話だが、
(患者がうろ覚えでいい加減な話をしたり、記者が作り話を書く可能性はある)
1回目の受診と2回目の受診の間に半年から1年の間隔がある可能性が高い。
卵巣は超音波所見から「悪性の可能性あり」が診断しやすい。
悪性の可能性があった場合にMRIや腫瘍マーカーなど精密検査を行う。
腫瘍マーカーは「がんの可能性がある」場合しか意味がない。
たとえばCA125というマーカーは月経時や排卵時も高くなるし、
子宮筋腫や内膜症のある場合も高めの数字が出る。
(がんの場合は「高め、正常値ギリ超え」じゃなくとてつもない数字になる)
「健康診断」に腫瘍マーカーを入れるのは、だから間違っている。
「前立腺がん」だけはマーカーで初期発見の可能性があるが、
そのほかのがんについてはマーカーで初期発見はできない。
オプションでつけて、健康診断の料金が高くなり、検診施設が儲かるだけだ。
さらに追記;「がん転移は治りかけてる証拠っていうコメントあるけどまさか信用する人いないよね?」のつぶやきについたコメント。
suzan;
たぶん周囲にがんにかかった人がいないんだろうね。何かに書いてあったこと、言われたことなんかを無邪気に信じているだけだと思う。子のために入院したくなくてホメオパシーのみで乳がん直そうとしたシングルマザーの女性が最後にホメオパスに「痛いです、どうしたらいいですか?」とメール、返事は来ず彼女は死んだ。
土佐のおにやん ;
切る、焼く、投与は間違いだから(-。-)y-゜゜゜
suzan;
ええと、医師免許がなくがんにかかったこともがんにかかった身内もいない人が振り回す机上の空論は相手にしないことにしています。がんにかかってから言ってください。
土佐のおにやん ;
その医者が金儲けのために騙す側でやってますよね。癌のメカニズムを理解できないまま、治療を行う者の多くは命を落としているのは事実です。石油マネーでやってるのは知ってますよね?ロジック主義者はパスツールの嘘医療を未だ信じ嘘をばらまいていることにすら気づかないんですわ。
suzan;
わたくしはその「医者」です。わたくしとは意見が会わない、お互い平行線のようなので今後のコメントはご遠慮ください。お互い自分の信じる道を行くのがよろしいかと思います。
(引用終わり)
いやはや。
がんの実際を知らないとこういうことが書けるんですね。
幸せな人だ。自分は職業がら、いやというほど末期から亡くなっていく方々を見てます。
がん治療が石油マネーって何のこと?
なぜ自分はたった2億の借金返すのに服も買えず海外旅行もできずに
15年もかかったの?金儲けっていったい何のこと?
‥と夜空に向かって叫びたいです。返したからいいけどさ。
新型コロナ感染も、自分も感染したことない、周囲にもいない人間が
「存在しない」とか言い張ってますけど、かかった方々はみなさん
「少なくても普通の風邪ではない」とおっしゃいます。
ホメオパシーを信じて乳がんで死んでいった女性と同じことにならないと
わからないんでしょうね。
■《私のがん予兆》大腸がん・子宮頸がん・卵巣がん、がんサバイバー3人が語る「異変の瞬間」
(週刊女性PRIME - 05月06日 17:00)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=235&from=diary&id=7851585
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