親が20代どのように過ごしていたか聞いたことはありますか?
私の父は、1930年/昭和5年生まれです。
彼が言うには、学業も上の方で、足もクラスの中で早いほうだったらしい。
長男だったので、兄弟姉妹8人と両親、祖父祖母を支えた。
物のない時代だった。
田んぼ、畑、家畜の世話で一日がくれていく。
父は、20代そこそこで結核になった。
若き頃のアルバムには、「結核仲間と病院で」と書き込みがあった。
特効薬もない頃は、肺の切除が最善だった。父の術後が思わしくなかったのは、ガーゼの取り忘れがあったからだと、笑って話してくれた。
いよいよ体が持たないとなった頃、トリプトマイシンという特効薬がでてきた。
両親が田畑を売って、父は命をつなぎ、88歳まで生きた。
医療技術の進歩があってこその命であり、家庭を持つことの喜び、幸せであったと、ほろ酔いを過ぎると口から出ていた。
あの微笑んだ顔がが忘れられない。
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