陸上幕僚監部のナンバー2にあたる陸上幕僚副長が、
9日、数十人の隊員とともに靖国神社を参拝していたことについて、
木原防衛大臣は「誤解を招く行動は避けなければならない」としたうえで、
部隊での参拝を禁止する通達に違反しているかどうか確認し、
事実関係に基づき厳正に対処していく考えを示したと報じられています。
この陸上幕僚副長は、1月9日に休暇を取得していたそうですが、
公用車で靖国神社まで移動していたそうです。
さすがに軍人だと思ったのは、実施計画書を策定していたそうで、
これでは、部隊や組織として宗教施設に参拝することを禁止している
防衛省の通達に抵触するのは明らかです。
今回、靖国神社に参拝した陸上自衛隊幹部や隊員は、
昨年4月に、陸自ヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で墜落し、
隊員10人が死亡した事故の航空事故調査委員会のメンバーとの事です。
現在、自衛隊の殉職者は自動的に靖国神社に祀られますから、
あるいは調査が一段落して、墓参りのような気持ちだったのかも知れません。
いずれにしても、自衛隊幹部や隊員が集団で靖国神社を参拝する事が、
どのような社会的な反響を生むかとの想像力も常識もない人が、
陸上自衛隊の幹部になっている事が、いかがなものかと思いました。
靖国神社について、今の自衛隊では、どのように教えているのも気になりました。
あるいは、国のために尊い命をささげた英霊を祀る神社と言う
保守派の人々の考えが伝えられているのかと気になります。
僕は、靖国神社は国民を戦争に駆り立てるための施設だと思っています。
そのために、名誉の戦死を遂げれば、
靖国神社の神となれると言う虚構が作りだされました。
靖国神社は、長州藩で奇兵隊の戦死者を祀った事が始まりです。
1869年(明治2年)に東京招魂社として創建され、
1879年(明治12年)に靖国神社に改称され、
1887年(明治20年)から陸海軍が管轄していました。
吉田松陰や高杉晋作が祀られているのに、
西郷隆盛も乃木希典や東郷平八郎は祀られていません。
詳しくは、以前書いた「靖国神社に祀られている人々」がありますので、
宜しければご参照下さい。
https://blog.goo.ne.jp/tennnennkozi/e/ffceb31770f1f24e02ae6edba0475a30
いずれにしても、靖国神社は戦争を美化する施設です。
そこに、現役の自衛官が多数でしかも計画的に参拝した事は、
国が靖国神社の存在を認める事に繋がりかねません。
日本が戦争を起こさない、巻き込まれないためには、
少しでも戦争になりそうな芽を摘んでおかなくてはいけないと思います。
【今日の一句】
アスリート 選手と言うより 格好良い
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