この年末年始、三大メジャー団体のプロレスビッグマッチ興行が続きました。
順番に12/31代々木第二体育館の全日、1/2有明アリーナのノア、1/4東京ドームの新日です。
先ずは12/31の全日、最近闘魂スタイルを旗印にしている中嶋と宮原の三冠タイトルマッチです。
事前に知らされていたように、過激な仕掛人こと新間氏をセコンドとし、アリ・ボンバイエ(猪木さんの入場曲「炎のファイター」の原曲)で入場、そして宮原を下した後は「イーチニーサーン、ダーーー!」
私などはこれからの全日は面白くなるぞ!という予感を感じたのですが、反面元々の全日ファンにとってはどうなのか?
私がプロレスを見始めた高校生の頃は、猪木派や馬場派が有り、それぞれの間で論争もよく有ったもの。
実際のBIのお二人は決して不仲という訳ではないようですが、昔はそれぞれが団体と所属レスラーやその家族を抱え、かつ背後のテレビ局が有り、引き抜きなどの企業間戦争という時期も有りました。
今はそういう時代ではない事から、「こちらは見るけどあちらはあまり興味無い」くらいならともかく、「こちらのファンであり、あちらは嫌いだ」というほどのファンは、昔より遥かに少ないのではないでしょうか。
新日もノアも創始者レスラーが引退や事故死などで団体からいなくなった後、その色からの脱却がテーマだった事も有ります。
しかしメジャー三団体の中で創始者レスラーが去ったのが一番早い全日は、その脱却が一番出来ていない気がします。
もちろんそれが悪いとか遅れているという事ではなく、メリットデメリットが有るのでしょう。
しかし結果的に、新日ファンにとっての猪木色や、ノアファンにとっての三沢色より、全日では馬場色=王道に拘わるファンの割合が多いような気がします。
そうした事から、大晦日の中嶋による「イーチニーサーン、ダーーー!」は嫌悪感を持ったファンも少なくないのかもしれません。
そればかりか、福田社長が目指しているらしいエンターテイメント路線に反発?と思われる退団選手も何人か…
全日には盛り上がって欲しいですが、今後どうなるのだろう?
次は1/2の有明アリーナのノア。
こちらは途中からABEMAで観ておりました。
北宮と石井のシングル、そしてセミファイナルの拳王と征矢によるGHCタイトルマッチは素晴らしかった!
問題はメインイベントの丸藤と飯伏によるスペシャルシングルマッチです。
結果は飯伏の勝利でしたが、かなり酷評される結果となりました。
アレがこの二人によるメインではなく、よく知らない選手AとBによる真ん中辺りの試合順であれば、或いはなかなか良かったとなったかもしれません。
しかし、かの二人であればもっと高度でスピーディーな技の攻防をファンが期待するのが当然です。
飯伏のコンディションが目に見えて悪く、丸藤もそのペースに合わさざるを得なかったという事でしょうか。
過去、ケガなどで流れて今回初めてだった両者の対戦であり、今回は中止とする訳にはいかなかったと思いますが、今後に繋げるのは難しいかもしれません。
あくまで結果論ですが、このスペシャルシングルマッチをメインイベントにしたのは失敗でした。
試合後はジェイクと清宮がリングに上がり、そのなんともやるせない空気を少し緩和させましたが、少なくとも今後に向けた良いスタートダッシュという大会にはなれぬまま…
このように全日、ノアと物議を醸す大会が続いた後で1/4新日東京ドームが行われました。
どうなることか…という危惧は有ったものの、こちらは素晴らしい大会だったという評判!
良かった良かった!
メインイベントのIWGPタイトルマッチ、内藤とSANADAは、挑戦者の内藤が勝利。
大会の締めで「デ・ハボン!」の大合唱をやろうとしたところ、evilと東郷が乱入して阻止!
また「デ・ハボン!」は遠退くか…というタイミングで、SANADAが内藤を救出!
無事に大合唱で締める事が出来たそう。
同じ入門テストで合格した内藤と失格のSANADA、何年も同じユニットの仲間でしたが、SANADAが脱退して今回はSANADAがチャンピオンでのタイトルマッチ…これだけでも大きなドラマチックなのに、最後にこうした感動が待ち構えていたとは…
プロレスファンは波乱も好きですが、おそらくハッピーエンドが好きな人種なんだろうと思います。
もちろん私もそれは同じ。
メジャー3団体のビッグマッチで失敗が続くようでは今後がキツいと思っていたところでもあり、ドームが良い終わり方で、日本プロレス界全体が救われたと言っても過言ではないかも…!
普段は余計な事ばかりしているevilや東郷ですが、ここはヒールとしての大仕事…
今回ばかりはグッジョブ!
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