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2023年10月29日10:19

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通販生活の表紙の話

通販生活はその名のとおり、通販のカタログ雑誌。
売ってるもんは高額なことが多いけど上質で修理とか保障も万全。
医者になったころから愛用してる、もう30年以上になる。

天然材料とか国産品とかにこだわっているので、
雑誌編集の理念というか、主義主張があるのはまあ当たり前。
国境のない医師団への寄付のお願いとかドイツ平和村レポートとか、
(戦争で大けがをした子を運んで治療して国に帰すNPO法人…だったかな)
基本的には非暴力で反戦、なのもわかってはいたが。

今回の、つまり2023年冬号の表紙である。
ウクライナ兵士(女性か?)が銃を構える場面を猫がTVで見ている。
下に、その猫がつぶやいたセリフ風にこう書いてある。

プーチンの侵略に断じて屈しない
ウクライナの人びと。
がんばれ、がんばれ、がんばれ。
守れ、守れ、守れ。
殺せ、殺せ、殺せ。
殺されろ、殺されろ、殺されろ
。
人間のケンカは「守れ」が
「殺し合い」になってしまうのか。
ボクたちのケンカは
せいぜい怪我くらいで停戦するけど。
見習ってください。
停戦してください。
(注;太字部分は赤い文字になってる部分)

戦争はいいことじゃない。停戦できたら一番いい。
それはその通りなんだけどさ。
「ウクライナの人びと」が始めたことじゃないじゃん。
がんばらないと、守らないと、殺さないと、国をのっとられてしまうじゃん。
プーチンの目的は、ウクライナ全土の併合であることくらい
あの人がこれまで言ってきたことを見てればわかる。
それがイヤだから困るからあきらめてほしいから、
がんばって守って殺している、んじゃないか。

雑誌の中には、多くの有識者さんたちの意見が書かれた特集記事がある。
そこには「ウクライナは抵抗をあきらめてプーチンに従え」っていう意見は、ない。
でも、この表紙を見たら「通販生活はそういう立場なの??!!」って思う。

むやみやたらに「停戦!」を主張する態度には、ワシは賛成できない。
停戦はしたほうがいいが、条件がひどく難しい。
平和な日本、仲介する気もない遠い国で、
あまり踏み込んだことを言うべきではないと思う。
お互いがなんとか話し合って、お互いが納得できる停戦条件ができればいいが、
プーチンの条件をウクライナは絶対に飲まない、と今からわかる。
そして「停戦」であれば、いつ戦闘再開するかわからない。それがプーチン。

欲しい商品がいくつもあるのにこの表紙にひっかかって注文ができない。
いっそ表紙を破って捨てるか?
…そうしよう。(笑うとこ
(以上コピペ)

これは、10月15日に描いた日記。
これを書いたあと、同じようなことを少し丁寧に書きなおして
通販生活の編集部にメールした。
以下、その返事

2023年10月16日 17:35
件名: カタログハウスからの連絡

いつも小社に格別なごひいきを賜りまして、
誠にありがとうございます。
休日を挟み、メールでのご連絡が遅くなりまして
申し訳ございません。

お問い合わせをいただきました
小社カタログ【通販生活2023年冬号】につきまして、
表紙の表現でご不快な思いをおかけいたしましたこと、
まずは深くお詫び申し上げます。

小社といたしましては、
「平和だからこそ買い物ができる」という自国の現状をふまえて
この通販生活を手に取ってくださる方と一緒に
戦争が「残忍」なものであることを意識して、停戦に向かう術はないのか、
議論を重ねていくきっかけにしたいとの意図で
作成したものでございました。

しかしながら、実際にお手に取られたお客様より
厳しいご意見をいただきましたこと、
たいへん心苦しい限りでございます。

今回、スーザン様よりいただきましたご意見は、
編集担当部署および、社内でも広く共有し、
今後のより良い誌面作成の参考といたします。
貴重なお声をお寄せいただき、感謝申し上げます。

長くご愛顧いただいておりますのに、
ご不信の念をおかけいたしましたこと、
あらためてお詫び申し上げます。

また、なにかお気づきの点がございましたら、
お気がねなくご連絡ください。
今後のともご愛顧くださいますよう、お願い申し上げます。
(以上コピペ)

そして以下が、このメールに対するわたくしの返事

前略 カタログハウス様

お問い合わせは商品に限るものと思って、ダメもとでメッセージしましたが、
丁寧なお返事をいただきまして、ありがとうございます。
おっしゃりたいことはよくわかるのですが、
あの書き方では「カタログハウスはプーチンの味方」と思われても
仕方ないと考えます。
そうでないことは記事内容を読めばわかりますが、
表紙は本の顔、顔だけで判断されてしまう場合もあります。
あの文章は「猫が思ったこと」になっていますが、
最後に、人間の言い分として、たとえば


君の思うことはすごく納得できるけど、
人間のケンカは、そう簡単にはいかないんだよね…


とでもついていたら、ずいぶん印象が違ったと思います。
平和でなければ買い物も含めた普通の生活はできない、というのは
とてもよくわかります。
ウクライナでもガザでも、楽しくお店を回って買い物など
とてもできない人たちがたくさんいることでしょう。
一朝一夕には解決できないことですが、なんとかしたいと思う気持ちを
なくすのが一番いけない、どうせ他人事(他国事)と思ってはいけない、と
いつも考えています。
(以上)


在日ウクライナ大使館が『通販生活』に抗議し波紋 表紙に「人間のケンカは『守れ』が『殺し合い』になってしまうのか」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=7614839
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