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2023年10月17日10:56

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精神医療センター移転の問題点

宮城県名取市の精神医療センターはかなり老朽化が進み、
新築移転が必要なことはもうかずっと前からわかりきっている。
ただし、以下の問題がある。

(以下宮城県保険医協会のHPから引用)
 精神医療センターは、診療活動に留まらず、退院後の患者さん、通院中の患者さんを対象に地域の人々と地域に根ざした多彩な支援活動を展開している。これらの地域包括ケアは、60年掛けて築いたものである。
県立精神医療センターを中心にした地域活動 令和2年度
・ディ・ショートケア: 3088件(前年4019件)
・訪問看護ステーション: 訪問件数 4638件、利用者数 296名
・地域医療連携室: 医療福祉相談 30489件
名取メンタルヘルス協会のグループホームの現状
・入居者 31名、スタッフ 23名
・医療観察法の入居者が増えている
 地域には、精神医療センターを退院したり、通院している人のアパートなどが数多くあると思われる。
(引用終わり)

つまり、直通の交通機関のない遠方の富谷に移転した場合、
これらのコミュニティがすべて崩壊し、
コミュニティに所属してた人間たちが行き場を失う可能性がある。
その問題をまあ横に置いといて、と無視し続ける県知事の姿勢がまずいのだ。

精神保健センター以外の施設移転にも問題がある。
たとえば東北労災病院であるが、地下鉄の駅にとても近く、
勤務者のほとんどは地下鉄沿線に住み、地下鉄で通勤している。
東京のように自由自在な地下鉄網がある土地ではない。
東西線、南北線の2本しかない地下鉄だ。
もしこの病院が名取市に移転すれば、おそらく多くのスタッフは辞めてしまう。
特に家庭の母である看護師さんたちは、市内に職を求めるだろう。
今、看護師も医師も不足しており、辞めた人数の補充で求人をかけても
応募人数が足りないことのほうが多いのだ。
医者で、これを機会に勤務医をやめて検診施設などに移る人間も多いと思う。
…もしかしてそういう、辞めてくれる人間の数を見込んで
「経費削減して赤字を減らす」と考えているんじゃないか?と思ってしまう。

宮城県は今、県議会選挙の選挙運動真っ最中だ。全く盛り上がってないが。
県知事が「わたしを動かせるのは県議会だけ」とたんかを切ったので、
議員候補者さんのうち自民党系は、なんとか病院移転の話をしないよう必死だ。
選挙公約にも候補者紹介インタビューの新聞記事にも
「その話題」は注意深く避けてある。

さて、選挙結果はどうなるかな?

■4病院再編問題、見えない出口 知事「止められるのは県議会だけ」
(朝日新聞デジタル - 10月16日 11:13)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=7599271
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