mixiユーザー(id:8729247)

2023年09月17日13:18

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映画「名探偵ポアロ、ベネチアの亡霊」

つ、つまらない…
これが感想のすべて。

そもそも最初からまずかったんだよなー。
イオンシネマ、連休でおこちゃま向け映画でいっぱいいっぱいで、
一番小さいお部屋での上映だったのよね。
いやそれはいいんです、入口から一番近いし、
スクリーン見上げるから首痛くなるけど映画の内容は同じだし。
でもさー、その部屋が

ものすごくおしっこくさい

状態でね。
ふだんポルノとかやってる盛り場はずれのさびれた映画館が、
経営者がおやじさんから息子に代わって張り切って
「よし、今後は正統派の名作映画でいくぜ!」ってやってみたけど、みたいな。
座席こそ破けてないけどしけってないけど、
「どこの場末の映画館だよ?!」っていう感じだった。
早く早く上映始まってくれー、夢中にさせてにおいなんか忘れさせてくれー。
予告編も楽しむワシだが、こんなに本編上映を待ち焦がれたことはない。

そしたらこれだもの…。

何がダメってね。
アガサクリスティーのポアロとは

全く何の関係もない別の話

ってとこですよ。
それならそれで最初からそう言ってくれればよかったのに。
「この作品はポアロとかオリヴァ夫人とか出てきますけど、
アガサクリスティーの作品とは縁もゆかりもない創作です」ってさ。

それを、原作はハロウィーンパーティーですよ、とか書いてあるから、
場所は違うし登場人物とか最初の設定も全然違うけど、
どこかで「ハロウィーンパーティー」になるんだろうな、と思っていたの。
それがぜーんぶ、打ち砕かれたときの絶望感といったら!!!!!!!!!!!!!!

作品自体としてのできは悪くないです。
さすがケネスブラナーですね。
でもワシは、アガサクリスティのポアロが好き、
アガサクリスティーの「ハロウィーンパーティー」が見たかったのよ。
あんな地味な物語をどうやって、しかもベネチア舞台でやるのか
楽しみにしてたのよ。
前作「ナイル殺人事件」も、その前の「オリエント急行殺人事件」も、
独特の演出や原作にないエピソードはあったけど
おおまか、原作通りだったじゃないか!

…とここまで書いて気が付いた。
そうか、前の2作品はあまりにも物語が有名になりすぎて、
映画化も有名俳優陣で何度もされててるから、
もしも内容を全部勝手にいじったら、全地球規模で存在するポアロファンが
映画館に放火してケネスブラナーを暗殺しかねないと思ったんだな。
だから地味で知名度が低い、一度も映画化されてない、
場合によっては読んだことある人もそれほど多くない
「ハロウィーンパーティー」を選んで、めちゃめちゃ好き放題にいじったわけね!

そういうわけで、この映画を鑑賞されるみなさま。
ポアロは出てきますけど、原作のことは忘れてください。
ポアロの設定も、ついでにオリヴァ夫人の設定も、原作とはまるで違います。
その上で見るなら、作品についてまっとうな評価ができるでしょう。
ワシ個人だけのことを言えば、この物語にポアロが出ていなくて
某探偵がベネチアで某屋敷での殺人がらみ交霊術の謎を解く!とかなら
たぶん鑑賞することはなかったと思います。
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