mixiユーザー(id:8729247)

2023年07月30日11:37

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映画「君たちはどう生きるか」

この映画の題名が

「マヒトとヒミの神隠し」

なら、すんなり映画内容も頭に入ると思うわ。
同名の小説がこの映画関連で売れてるそうだけど、
何かの間違い、というか、みなさん、何か間違ってますよ?

「神隠し」に一番似てるかなぁ。
「あ、ゆばーば出た!」ってつい思ったし。
でも「ナウシカ」もあるし「紅の豚」も「ラピュタ」もあるし、
木村拓哉が出てるだけあって「ハウル」的なとこもある。
「風立ちぬ」のシーンもあったよ。

マヒトくんが、思春期というか青春の入口でただでさえいろいろあるのに、
お母さんが死んで引っ越しして新しいお母さん(本母そっくり)ができて、
しかも妊娠してて「新しい弟か妹」がもうすぐ生まれるってんだから、
そりゃますます大変だわ。
頭の上までガマにたかられるのも、まあ仕方ない、という感じ。
おそらくこれまで、大金持ち家のおぼっちゃんで苦労なんかなかったんでしょ?
田舎でも「新工場の社長さん」の息子で着るもの食べ物不自由ない、
ダットサンで学校に行けるくらいのご身分ですが、子供の中じゃ通じない。
学校帰りにけんかして、あちこちすりむいて傷だらけなとこに、
やけになって自分で自分の頭を石で殴って血をだらだら流す。
自己破壊もほどほどにしとけよ…と画面に言いたくなったところで、
「アオサギ」に異世界に誘われる。アリスが白兎に誘われるように。
行きたくなって当然だわ。

奈津子お母さん(字は「夏」かも)も同じだと思う。
姉が死んだショックも薄れないうちにお姉さんのダンナと結婚(する羽目になる)。
すぐに妊娠して体調悪いのに気難しそうな義理の息子と同居(する羽目になる)。
…姉と結婚して、姉が死ぬと妹が「後に直る」のは戦前日本ではよくある話。
「美しい夏キリシマ」にも出てきたし、ドラマにもなった「蔵」もつまりはそれ。
(外国でも、「道」でザンパノが死んだ女房の妹を連れていくよね)
決まりだから、そういうもんだから仕方ない、と思っていたとしても、
戦争で結婚相手になる男が少なくて、
死んだ姉の夫は大金持ちの実業家でお屋敷も維持できるし、みたいになると、
結婚を断るなんてありえないんだが(社会常識的にも当たり前の結婚)、
でも、納得はできてないかもしれないよね。
ついふらふらと、アオサギについていくのもわかる気がする。
しかも、遠い昔に姉が行って、1年後に元気に帰ってきた世界であれば。

奈津子お母さんは、神隠しにあった姉と同じで何も覚えてないだろうから、
マヒトも「僕も何もわかりません」で済むだろうけど、
異世界から石をもってきちゃったので、全部覚えている。
「ぜにーばのヘアゴム」をつけたままの千尋と同じでね。
最後に東京に帰るときも、荷物をまとめ終わって
ポケットから何か出してみてるよね、たぶんあれでしょ。

お屋敷は、住む人がいなくなって朽ちていくんだろうけど、
もしかしたらマヒトが将来、戻ってきて仕事をするかもね。
そのまんま同じでなくても「大伯父さん」がやってた仕事を引き継ぐかもね。
つまり「この世の中を平和で安定させる」仕事。
お父さんは戦闘機の部品を作ってお金を稼いで家族を養ってくれたけど、
そういう時代はまあ仕方ない。
マヒトはたぶん違う選択ができると思う。
そのへんが、映画の余韻、ってとこかな。

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