異次元の少子化対策と岸田総理が発表してから、随分経ちました。マスメディアの報道だと、内容は子育て世代に対する予算配分等が中心のようで、国民の期待は低いです。少子化対策では、福祉や医療分野等の給付や経済支援はもちろん大切なことでしょう。
しかし、それだけでは十分ではないでしょう。例えば、夫婦別姓や未婚の母に対する偏見を是正するなど、社会的に子育て世帯を支援する形も極めて重要だと思います。その理由は以下のことだと思います。
夫婦別姓や未婚の母に対する偏見は、女性の自己実現やキャリアに制約をかける可能性があります。結婚や出産が不利になるようでは、女性が結婚や出産を選択しない、または結婚を遅らせることが増え、少子化が進む原因となる事でしょう。
偏見が是正されれば、女性の社会進出が促され、多様な生き方や働き方が尊重されるようになることでしょう。数十年前から、この問題に取り組んだフランスは、他の国に比べて出生率を上昇させています。
夫婦別姓や未婚の母に対する偏見は、家族の多様性を認めないという意味合いも持っています。結婚や出産における選択やどのようなライフスタイルを取るかは個人の自由でしょう。親世代および日本社会が偏見を持ったままだと、その負のイメージは子世代にも引き継がれてしまうのです。
このような考え方から解放されれば、多様な家族形態が社会的に認められ、人々が自分らしく生きることが自然にできる環境が整うでしょう。また、育児介護休業法が改正されましたが、未だに男が育児で休むことは認められない風潮となっています。
旧来的な考え方を持っているとしたら、男性が家庭や子育てに積極的に関わることに対するハードルを高くしているかもしれません。こうした意識を変えていくことで、男性が家族の一員として育児や家事に参画しやすくなる環境となります。
夫婦共同で子育てを担うことが促進されれば、子育ての負担が女性だけにかかることが少なくなり、男女共同参画社会の実現にも前進します。だが、中小企業では自分の仕事がなくなってしまい現実には難しい問題なのです。
夫婦別姓や未婚の母に対する偏見を是正することは、社会的な包摂を促進する一環でもあります。全ての個人が尊重され、差別や偏見に晒されることなく、社会に参加できる環境が整うことで、人々はより幸福な生活を送ることができるようになります。
また、包摂的な社会は人々が生まれ育った環境やバックグラウンドにかかわらず、能力や適性に基づいて活躍できる場となるでしょう。夫婦別姓や未婚の母に対する偏見の是正は、このことを促進する効果が期待できます。少子化対策の一環として重要であり、かつ包括的な社会的変革を推進する上でも欠かせない要素といえるでしょう。
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