狂犬病ウイルス(プリオンじゃありません!)に感染した動物に噛まれて感染する。
ウイルスは神経に感染、神経を伝わって脳細胞に達し、感染者は死ぬ。
致死率99.99%。治療法はあるけど確実でない。
歴史的には、狂犬病を発症して治療で治った人間は6人。
ただしほぼ全員が重度の神経学的後遺症を負う。
狂犬病ウイルスを持った可能性のある動物に噛まれた場合、
なるべく早く傷口を水で洗浄し、消毒(アルコールやオキシフル)する。
傷周囲に残ったウイルスを少しでも不活性化するため。
そして狂犬病ワクチンを接種する。
狂犬病用の免疫グロブリンは日本では入手できない。
接種回数は、これまで狂犬病ワクチンを受けたことがあるか、
何回受けたか、で異なるが、1回目は噛まれたあと早ければ早いだけ効果ある。
日本では2019年に、フィリピンで野犬にかまれた人が
帰国してから発症、2020年に亡くなったのが最後である。
日本国内で動物から感染し、発症した記録は1956年以来ない。
それならなぜ日本国内で「犬に年1回の狂犬病ワクチン」が義務か、と言えば
1)海外から密輸入されたペット(密入国者の飼い犬とか)からの感染がありえる。
2)人ともっとも近しく、外を歩くことが多いペットは犬。
のふたつの理由である。
(猫は室内飼いが基本なので感染機会はない、とみなす)
誰も相手にしてないとは思うが、最近ミクシィで何かと
「あの病気もこの病気もプリオン」が原因と言いまくってるのを見かける。
(…人の知らないことを自分だけ知ってる俺偉い症候群か?
新型コロナが下火になったので「コロナなんか存在しない」から引っ越したかな?)
プリオン病で有名なのはクロイツフェルト・ヤコブ病だが、
ゲルストマン・シャインカー症候群とクールー病、家族性致死性不眠症がある。
(一番最後のものは遺伝性、クールーは「死者の脳を食べる」風習からくる風土病。)
プリオンは「感染性のあるたんぱく質」の塊で、
どうやって相手の神経にはいりこんで増殖して脳神経を破壊するか?も
まだわかっていない。
…口から食べるもんは胃腸で消化されてアミノ酸になってしまうんでね。
いくら「クールー病プリオンに感染した脳」を食べても
プリオンというけっこうでかいたんぱくの塊が体内で再合成されるのは、
何か「再合成されやすい仕組み」があるとしか思えないけど、
解明されてない。
狂犬病はウイルス感染であることがはっきりしてるので、プリオン病ではない。
追記;
狂犬病の話は前にも日記に書いたことがあるけど、
書くたびに思い出すのは、ぶるたの目の前で転んであわてて暴れた看護婦が
太ももの後ろをかまれたあと、
夜中に救急外来に行って「狂犬病ワクチンを打ってもらった」話。
ワシは毎年かならずぶるたにワクチンを打っていた。
だから噛まれても感染しない。ワシに電話確認すればすぐにわかる話だ。
しかも、万が一ぶるたがワクチン未接種で感染の可能性があるなら、
夜中の救急外来で1回打っただけでは発症予防はできない。
あの看護婦も救急外来の医者も、狂犬病について何も知らなかったのではないか?
あの看護婦がやめてしばらくたつが、
いい加減な医学知識がいかに無駄か、場合によっては有害か、いつも思う。
(「狂犬病ワクチンを打った」と聞いた瞬間、ワシの心もえらく傷ついた。)
■致死率100%「狂犬病」の予防注射は飼い主の義務! 脳神経内科医や整形外科医も接種率低下に警告
(まいどなニュース - 05月28日 11:50)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=7428224
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