先日、米国ペロシ氏による訪台への示威行動として、中共の空母「遼寧」「山東」の2隻が出港したという話が報じられました。
このうち「遼寧」はソ連によって建造が始められましたが、途中でソ連崩壊が有り、ウクライナの所有となったものの、完成させる余裕も無く、長らく放置されていたワリャーグの後身です。
今世紀になってから中共がテーマパークにすると購入しましたが、もちろんそれは嘘でそのまま大連に直行、またも長い月日をかけて完成させたものです。
元が古い事に加え、放置されていた時期が長く、おまけにあちこち撤去されていたようで、実際に完成するのはなかなか大変だったと思われます。
それでも、空母建造ノウハウを得る為にはそれだけの事をする価値が有ると判断したのでしょう。
何しろ、中共ではかなり前からオーストラリアの英国製空母メルボルン、前述のワリャーグよりもっと前のソ連空母ミンスクなども入手し、徹底的な調査をしているようなので、空母建造への熱意は昔から相当のものだったと思われます。
しかし、ワリャーグの同型艦であるロシアのクズネツォフも、遅れながらも完成はしたものの、トラブル続きでまともに動けていた時期が少なく、廃艦した方が良いのでは?という意見も少なくないとか。
結局改装する事になり、現在その真っ最中の筈ですが…
戦争の影響も含め、順調に進んでいるのか不明です。
片や後の遼寧であるワリャーグは機関も無く、あちこち外された状態だった事が、かえって良かったのでしょうか。
そして遼寧の経験をベースに一から国内で造ったのが「山東」。
個艦兵装を減らして搭載機数を増やした以外、さほど仕様は変わらないと思いますが、遥かに新しいだけに状態はおそらくずっと良いでしょう。
と思えば、昨年「甲板上に大きな損傷?」という写真が出てきて、いや、これはただの清掃中だろうとか、色々な意見がたたかわされておりました。
そのどちらであるにしろ、それから遼寧の名前は出てきても、山東の名前を聞く事は暫く途絶え、ひょっとして甲板の損傷は事実だった?
そんな事を思っていたら、久し振りに山東の名前を耳にしてびっくり。
まだ健在だったんだ(@ ̄□ ̄@;)!!
死んだ筈だよお富さん〜♪
気づけば、口ずさんでおりました( ̄▽ ̄;)
これ程までに名前を聞かなかったという事は、クズネツォフほどではないにしろ、中共の空母も稼働率は高くないのでしょう。
そして遼寧、山東に続く3隻目の空母「福建」が先日進水したよう。
前2隻がスキージャンプで搭載機を発艦させるSTOBARであるのに対し、今度は電磁カタパルトを備えたCTOBARだそう。
電磁カタパルトは米軍がジェラルド・フォードで先行していますが、まだもて余し気味で、次艦からはスチームカタパルトに戻すという話も…?
そしてフォードのような原子力推進ならまだしも、通常動力推進ではそれだけの電力を供給し続けるのは困難なようで、福建のそれもどれだけ使えるのかは不透明です。
そして空母の戦力とは、空母そのものより搭載機であり、それをどう効率的に運用するかが重要です。
その点、殲15よりF35、そして福建よりジェラルド・フォードにアドバンテージが有るでしょう。
とは言え、遼寧から僅かな期間でステップアップさせてきているのは確かですから、大いに脅威である事は確か。
本当に困ったものです。
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