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2022年03月24日16:04

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デーヴダース(Devdas)

 ベンガルの作家シャラトチャンドラ・チャテルジーが書いた小説『デーヴダース』は、1928年から現在まで、様々な言語で20回も映画化されている。その中でも最高の製作費5億ルピー(当時で約13億円)が費やされた本作は、デーヴにシャー・ルク・カーン、パーローにアイシュワリヤー・ラーイ、チャンドラムキーにはマードゥリー・ディークシトと、最高の顔ぶれが揃えられた。第55回カンヌ国際映画祭でのワールド・プレミア後、インドで公開されるや大ヒット、2002年の興収第1位となったほか、インド国内外で数々の賞も受賞した名作である。

 デーヴとパーローは隣同士の幼なじみ。デーヴは地主の次男で、パーローの家とは身分が違うが、両家の人々は幼い2人が仲良くすることを許していた。だが、デーヴが長期の留学から戻ると、2人の結婚を望んだパーローの母の申し出は地主から拒絶され、パーローは年の離れた金持ちに嫁ぐことに。デーヴは傷つき、娼館に行っては酒に溺れるようになる。娼婦チャンドラムキーはそんな彼を心配するが、デーヴは破滅へと向かっていく…。そして何年かのち、病に冒されたデーヴは、以前パーローと交わした約束「死ぬ前に必ず君の家を訪ねる」を果たすため、パーローの婚家がある村へと向かったのだった。(JAIHО ウェブサイトより)







<2022年3月21日 JAIHО配信サービスにて鑑賞>

 2002年の映画ですから新しくはないのですが、日本語字幕がついて放映(配信)されたのは初めてということで、早速鑑賞。185分の大作でした。

 主演は我らがシャー・ルク・カーン。過去、日本でインド映画がはやったときに「ムトゥ 踊るマハラジャ」のラジニカーントとロマンス系のハンサム、シャー・ルク・カーンは双璧でしたね。ミラ・ナイールなど女性監督の作品を除いては、ほとんどの作品が彼ら二人のものだったと記憶します。古い話ですけど(笑)。

 そして今回も、シャールクの本領発揮、ベタベタのロマンスです。身分違いとは言え、幼い頃から一緒に育ち、欠かすことのできない存在だった女性パーロ(アイシュワリヤー・ラーイ)に背を向けてしまった御曹司のシャールク。後からどれだけ後悔しても、適齢期を迎えた女性は嫁がなければなりません。パーロは年上の男性との縁談がまとまっていたのです。自分のふがいなさに耐えられないシャールクは娼館に入り浸って酒に溺れ、面倒をみてくれる美しい娼婦(マードゥリー・ディークシト)に甘えながらも身体を壊し、ボロボロになってゆく・・・そんな話です。

 たったこれだけの内容を目も眩むような豪華絢爛、これでもかというほどの豪華さで描き切り、魅せてしまう映画です。こんな豪華すぎる屋敷、CG?本当にセットを作ったのかな。それとも、本当のマハラジャ邸をお借りした?ちょっと見たこともないような豪華な屋敷(娼館も含む)で、さすがインド映画としか言いようのない映画でした。

 細かいツッコミは多々あるけれど、これはインド映画。理屈抜きに楽しまなければならないのです。これだけの美人が、消えない灯をともして10年もの歳月をたった一人の男を待ち続けることに費やし(しかもくれた手紙はたったの5通)、日々灯を見つめて過ごすなんて、冷静に考えるとちょっと怖いし、親孝行が日本よりずっと奨励されるインドで、10年もロンドンから帰らない息子って「どうよ」とも思うし(しかもお金はたくさんあるのに)、父親との確執がずっとあって、家を飛び出したりするわりには「父さんが悲しむから」と言ってパーロを捨てたりするし、それって、自分が意気地なしなだけだろ!って思ったりしました(すみません)。

 差別されてるパーロの家だって、おっきいんです!日本では考えられないほど。ただ母親が旅芸人の出だから、とかそんなことなんですね。インドの価値観、難しいです。そして、失ったパーロの大きさに気が付いて荒れるシャールクは、仕事もせずに娼館で酒浸り。結構なもんだな、とうっすら思いました(ごめんなさい)。

 185分ですから、かなりの覚悟が必要です。が、インド映画を結構見てる私でも、本当に目が眩んだ豪華さ。見所はここに尽きると思います。
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