アメリカのジョージア州、アトランタに、保健福祉省所管のCDCがあります。CDCは2021年6月に入って、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を発症することがある事実を公表しました。CDCは、ワクチン接種後、心筋炎や心膜炎の症状を示した1226人の人々の中から抽出した323人を詳しく調査しました。
その結果、心筋炎を起こしていた人は10代から20代の男性に多く、その発症は、2回目のワクチンを接種してから多発しています。アメリカではすでに、ワクチン接種が3億回に達していて、その発症率は、100万回あたりにすると、13例程度であると分析しています。なぜコロナウイルス感染と同じ心筋炎が接種後に起こるのか。
CDCが公表した調査結果を見て、疑問を抱く人が多いのではないでしょうか。それは、コロナウイルスの感染とワクチンの副作用がなぜ同じなのかという疑問です。ドイツの研究チームによると、新型コロナウイルスは心臓の心筋細胞に直接感染を起こします。
その一方でワクチンも心筋細胞に働いて心筋炎を起こします。しかし、コロナウイルスとワクチンの2つの間には直接の関係はありません。コロナワクチンは、コロナウイルスのメッセンジャーRNAなどによるウイルスのコピーでできている遺伝子型のワクチンです。
従来型の生ワクチンのように、病原体を弱毒化したり無毒化したりしてつくられるワクチンとは違い、完成したワクチンの中には、新型コロナウイルスの細胞のかけらもないはずです。それがどうして、ウイルスとワクチンが同じ副作用を起こすのでしょうか。
あるいは、ひょっとして、設計図が同じコピーであるために、ウイルスの良くない性質までコピーされている可能性はないのだろうかという疑問がわいてきます。いずれにしても、診療に携わる医師にとっては、少しでも首を傾げるような問題については答えを追い求めながら、ワクチン接種を行なっているのです。コロナワクチン3回目打ちますか。医者の私が接種しない理由。医学博士・志賀貢/幻冬舎・参考。
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