昨日、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、
東京五輪・パラリンピックの感染リスクについて
「無観客が望ましい」とする提言をまとめ、政府と大会組織委に提言書を渡しました。
かねてから尾身会長は、オリンピック開催への懸念を表明していましたので、
提言の中に「中止」または「延期」が入るのか注目していましたが、
入りませんでした。
提言をまとめる段階で、水面下で政府と色々なバトルがあったのかも知れません。
提言について、「腰砕け」と表現したニュースもありました。
しかし、政府も組織委も提言を無視するように、有観客で実施する方針のようです。
明後日にでも、上限1万人で決定しそうな勢いです。
報道では、有観客に固執しているのは菅総理のようです。
6月11〜13日に行われたNHKの世論調査では、
内閣支持率は37%、不支持率は45%との事ですが、
無理をしても開催すれば、日本選手の活躍に国民が喜んで、
支持率が回復すると考えているのでしょうか?
国民も甘く見られているような感じがします。
菅総理が、オリンピックの意義について、安心安全一辺倒で、
国民が納得するような意義を言えないのも、こうした背景があるような気がします。
オリンピックに関しては、その意義ばかりでなく、
感染防止策についても、
橋本JOC会長をはじめ丸川オリンピック担当大臣の言う対策が、
実効性を伴うものとは思えない感じがしています。
組織委員会が15日に発表した大会期間中の行動ルールをまとめた
「プレーブック」では、ルール違反が判明した場合には
参加資格のはく奪や国外退去、制裁金などが記されていますが、
このような罰則を科すことが出来ると思っている人がどれだけいるのでしょうか?
空疎な言葉だけのような感じがしています。
スポーツ新聞では、選手村で他の選手の違反を告げ口するようになり、
チクリンピックになると書いてありましたが、
訴訟や外交問題にもなる可能性がある話です。
政府は、10都道府県に発令中の緊急事態宣言を、
沖縄県を除き、6月20日で解除することを決めました。
また、岡山県、広島県以外の
北海道、東京都、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、福岡県については、
まん延防止等重点措置に移行する事になっています。
また、まん延防止等重点措置が適用されている
埼玉県、千葉県、神奈川県は措置を延長し、岐阜県と三重県は解除します。
期間は、いずれも7月11日までです。
しかし、今週の東京都の感染者数は、先週よりも増加している日がありました。
これが第5波にならなければ良いがと思いますが、どうなるでしょう?
ワクチン接種が進んでいると言われているイギリスでは、
インドで変異したデルタ株の感染が拡大していて、規制措置を延長しました。
ロシアでも、新しい変異株が見付かっているようです。
こうした国からの入国者に対する制限が、他の国と同じで良いのかも分かりません。
それでなくても、オリンピック関連の水際対策は
抜け道だらけのような感じもしています。
いずれにしても、果たして、本当にオリンピックが開催出来るのでしょうか?
僕は、今もって半信半疑でいます。
【今日の一句】
餅つきは 出来ず女房の 尻叩き
落語に「尻餅」と言うのがありました。
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