日本人作家・曽根圭介の同名小説を韓国で映画化し、欲望を剥き出しにした人々が大金を巡って激しくぶつかり合う姿を予測不能な展開で描いたクライムサスペンス。失踪した恋人が残していった多額の借金の取り立てに追われるテヨン、暗い過去を精算して新たな人生を始めようとするヨンヒ、事業に失敗しアルバイトで生計を立てるジュンマン、借金のため家庭が崩壊したミラン。ある日、ジュンマンは職場のロッカーに忘れ物のバッグを発見する。その中には、10億ウォンもの大金が入っていた。「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンがヨンヒ、「アシュラ」のチョン・ウソンがテヨン、「スウィンダラーズ」のペ・ソンウがジュンマンを演じる。(映画.comより)
<2021年4月11日鑑賞>
あ〜怖かった。人がお金に狂わされるなんて、描かれ過ぎたテーマなんだけど、やっぱり怖かった。人生長く生きてるけど、やっぱり怖かった(笑)。
とにかく、お金のあるところに人ありです。そこにお金があるとわかると、ハエのように人が湧く。そして、それめがけて来る人間たちの執念深いこと。それこそ、自分が命を失うまで、どこまでも果てしなく追ってきます。二つ巴のものが三つ巴になり、四つ巴になる。これが「トゥルー・ロマンス」みたいなものなら笑えるけれど、今回はそんなわけにはいきません。ここまでして生きなければならないものか、と思わないでもないですが、そうなんでしょうね。実際、お金さえあればなんとかなることなんて、世の中にはたくさんありますしね。
極悪人ばかりではなく、普通の人でも行き詰まると行動してしまう、そんなことも描かれます。人生って、真面目に必死に生きていても、全然報われなくて行き詰まってしまうことって、ありますものね。高望みしているわけではないのに。
韓国映画って、昔「リベラ・メ」とか「301・302」とか「カル」とかを立て続けに見た時期があって、欧米の映画に比べて本当に怖いと思っていました。もちろん、ほんのり暖かい映画やおバカ映画もたくさんあるのですが「オールド・ボーイ」なんかも怖かったですよね。キム・ギドクの映画とか。自分が知らないだけで、邦画にだって同じくらいの割合で怖い映画があるのかもしれませんが、やっぱり心理戦みたいなのを描かせたら(原作がどこの国のものかにかかわらず)韓国映画ってすごいんだな、とちょっと思いました。
そうそう、「ミナリ」で名演を見せていた”おばあちゃん”、この映画でも健在でした!
ログインしてコメントを確認・投稿する