新型コロナウイルス対策を巡り、ドイツのメルケル首相が存在感を増しています。
メルケル首相は、2015年、シリアなど中東から
ヨーロッパに流入する大量の難民・移民の受け入れを決断しますが、
国内で難民による集団暴行事件が発生するなどして支持率が低下し、
2018年の地方選で連敗後、党首を退任して、
首相職も2021年の任期満了で退き、政界を引退する意向を示しています。
政界引退を表明して以降、求心力に陰りがみられましたが、
国民への真摯な呼びかけなどが奏功して一転、
危機時に頼れる指導者としての期待が高まり、
ドイツ公共放送ARDが4月2日に公表した世論調査結果では、
メルケル首相への満足度は前月比11ポイント増の64%と急増し、
ここ数年で最高値を記録したと報じられています。
そのメルケル首相の言葉から、毎日新聞社がベスト5を選んで、
不安な時につぶやきたくなるメルケル語録として報じています。
第5位 「誰かについて話すのではなく、当人と直接話をする主義です」
第4位 「利益が不利益を上回るなら、妥協は最高の解決策です」
第3位 「私の人生では沈黙が最良の方法であることがよくありました」
第2位 「専門家は国民のうち最大で60〜70%が
新型コロナウイルスに感染すると見ています」
第1位 「意志あるところに、道は開ける」
それぞれの言葉の由来や背景など、興味のある方は下記をご覧下さい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200412-00000008-mai-int
毎日新聞の有料記事なので、時間が経過すると読めなくなるかも知れません。
ご承知のように、ドイツのメルケル首相は、
3月22日、予防接種をした医師の新型コロナウイルス感染が判明したため
自宅隔離に入っていましたが、複数回の検査で陰性だった事から、
自宅隔離が終了しています。
その前の3月18日の異例のテレビ演説で、
「第2次世界大戦以来の挑戦」と呼び、
「私たちは民主主義社会です」と国民に呼びかけ、
国民一人ひとりが果たすべき「任務」をリアルに語って理解を求めています。
とても感動的な演説だと思います。
詳細は下記をご参照ください。
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2020032000005.html
安倍総理も新型コロナウイルスに関しては何度か記者会見を行い、
スピーチも行っていますが、ポエムと揶揄される位に、
国民に届いていないような気がします。
緊急経済対策として打ち出された内容も、
自民党の若手議員から批判が出る位の代物です。
時短勤務に伴う雇用者の所得補償や、資金繰りに窮した企業への資金支援、
金融機関からの企業融資への政府保証の付与などの本質的な支援を行う、
ドイツの経済対策と比べると大きな差があるように感じます。
メルケル首相と安倍総理の政治家としての資質、人間性の深み、
これも雲泥の差があるのかも知れません。
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