ネタバレあるので読みたくない人はスルー。
原作も読みました。
文章プロットはなかなかいいですが、ゾンビがらみ殺人ってのがさすがに今だな、と。
でもこれも、仮面ライダーで言えばショッカー、ホームズだったらモリアーティーと
「影の黒幕」がなんか悪だくみしてウイルス作成、ばらまいた結果、なので
その組織が次々事件を起こし、今後それを負うように物語が続くのですね、たぶん。
ただ心配なのは、京極堂シリーズもライバル出現してから筆が止まってて、
なんかそういうのが出てくるとそっちに縛られて自由な展開ができない?とか
ちょっと思うことがあります、謎解き系は。
原作はそういうわけで今後を楽しみにしてます。
続編も読みました、んー、まあまあかな。
映画は、映画の演出が原作よりさらに「今」というか
今の若い人向きなので少し腰が引けました。
最終的にはまあまあでしたが、原作にないギャグセンスがかなり入ってて
主人公のワトソンくんも、神木君なのはまあいいとして
あんなおちゃらけた子だっけ?と原作読み直す気になりました。
ヒロインの謎の美少女も雲竜型土俵入りで謎を解いたり、
原作にないゴシックな服装だったり、まあ演出だからいいんですけどね。
ストーリーは変わってないので。
少し変わっていて「このほうが確かに印象的だな」と思ったのは、
物語のはじめにホームズ役の「推理研究会会長明智」さんが出てくるんですが、
この人、なんとゾンビ出現した直後にゾンビの群れに襲われて死んでしまう、
もとい、ゾンビ化してしまうのです!
主人公のひとりと思えた人間がはじめのほうで死ぬ、ってミステリーじゃありえるけど、
やっぱり実際にそうなってしまうと驚きます。
で、原作では確かゾンビ化した明智さんがペンションを襲ってきて
頭を砕かれて死ぬシーンがあったと思うのですが、
映画では、ペンションに救助隊が到着してゾンビはあらかた片づけられ、
ゾンビ死体を自衛隊が運んでいるシーン。
ゾンビ満載した自衛隊トラックの1台が発車したあと、湖を前に立つ姿。
「明智さん!やっぱり生きてたんですね!」と駆け寄るワトソンくんでしたが、
明智さんはゾンビ化して、ワトソン君を噛もう(仲間にしよう)とするのです。
このとき明智さんの頭を砕くのは原作と同じ美少女ヒロインですが、
湖を背にたったひとり残ったゾンビをゴシック風服装の美少女が、
ローマ風の三又矛を手に明智の頭を迷いなく砕き、
「わたしのワトソンは渡さない」ときっぱりと宣言する。
なんかしみじみしました。
このとき明智ゾンビの口が動いて「何か言った?」と思いましたが、
パンフレットには原作の明智さんのセリフ「うまくいかないものだな」だったと書いてありました。
すごい名作!じゃないけどおもしろいのでヒマつぶしにはお勧め。
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