無痛分娩がキケンっていうより、分娩自体がキケンでしょうね。
分娩時の身体って通常の状態とかなり違いますのでね。
たとえば麻酔かけるにしても体重増えているから普通の量じゃ足りない?とか。
おなか大きいせいで背骨が圧迫されてて脊髄腔細くなっているので、
腰椎麻酔の薬に関しては通常量入れたら多すぎる?とか。
同じくおなかが大きいせいで背骨の湾曲が変化しているので、
麻酔の針の差し加減が難しい?、とか。
太りすぎて背骨の上までむだ肉たっぷりだと普通の麻酔針じゃ届かない?とか。
つまり、麻酔そのものがキケンなわけではなく
(麻酔がそんなに危険なら手術なんかものすごく危険ですよ)
妊娠している人に麻酔をかけるのが難しいし危険度が高いわけ。
それにしても帝王切開なら腰椎麻酔で行うことが多いんで、
難しいし危険度高いって言ってもたいていはうまくいくわけ。
それでも手術中に急に血圧下がったり呼吸状態悪化したりするよ。
だから手術する医者の他に必ず頭のところに医者がついてる。
できたら麻酔科がいいけど患者変化がわかってすぐ処置できるなら研修医も可。
そういうわけで、無痛分娩も帝王切開くらいのつもりでやったらおそらく安全。
麻酔をかけたらつきっきりで状態観察。
何か変化があったらモニターを確認し、血圧を上げる薬や
酸素投与開始は早め早めで。
それでも状態が悪化傾向(すっかり悪化じゃなく)だったらコードブルー。
なるべくたくさんの医者を集めて全員でできることをする。
それができない個人開業はとっとと救急搬送。だけどホントは
自分で挿管して人工呼吸機使えないなら無痛分娩する資格なし。
…ということを徹底すれば、いいだけです。
自分で呼吸管理するのはかなり大変なので、
今は個人開業では帝王切開はほとんどしなくなった。
もっと言うとふつう分娩で開始しても帝王切開に切り替わる可能性が
常に存在するので、個人開業はお産自体をとらなくなりつつあります。
お産とる開業医は、いわゆる豪華分娩になっていくんじゃないかな。
月に10件以下しかお産予約をせず、検診は高額でもたっぷり時間をかけ、
入院は広い個室で食事はレストラン並み。
マタニティヨガ、入院中の美容師出張、おめでとうディナーは当たり前。
で、オプションとして無痛分娩あり、みたいな。
関東じゃまず客が来なくて採算とれないですね。
外国国籍で大金持ちの家のお嫁さん(うのちゃんみたいな)がお客様になりそう。
それこそそこで生みたいガイコクジンのツーリズムが起きちゃうかも。
…という話はおいといてね。
ここの病院は搬送が遅れたのがまずかったけど、
無痛分娩自体はそれほど危険ではないです、という話でした。
だって海外じゃけっこうジョーシキですから。
■無痛分娩死、不起訴不当=検察審が議決、院長再捜査へ−大阪
(時事通信社 - 10月28日 12:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=5842253
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