■御嶽海、初場所11日目から再出場 白鵬と対戦へ
(朝日新聞デジタル - 01月22日 12:25)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5466286
大相撲一月場所十一日目、昨日まで10連勝で独り旅の賜杯レースを主導していた横綱白鵬が左膝の怪我での休場から再出場となった小結御嶽海に何もできずに一方的に押し出されて不覚を取り一敗に後退、二敗で追走する関脇玉鷲が前頭4枚目琴奨菊を押し出しに退けたので、星一つ差の展開となりました。
さて、六日目の妙義龍との小結同士の一番で押し出しに屈した際に左膝を痛めて立ち上がれなかった御嶽海ですが、協会に提出した診断書では「左大腿四頭筋腱部分損傷により2週間の安静加療を要する見込み」となり、骨や靭帯に異常が認められず師匠の出羽海親方(元前頭2枚目小城ノ花)が再出場の可能性を示唆するコメントを発するなど、思ったよりは症状が重くなかった様子で、今日の再出場と相成りいきなり横綱白鵬と当たることになった訳ですが、左足の太股から膝にかけて大きく貼られたテーピングが示すように、いくらか無理をしながら再出場を"強行"したような印象を感じましたね。
一方の白鵬は鶴竜の休場から「一人横綱」となってから本来の「横綱相撲」が戻ってきた中、そうした相手でも動じることはなかろうと思っていた中ですが、手負いであっても何があるかわからないのが御嶽海というお相撲さんの"不気味なところ"であり、今日のテレビ正面解説の鏡山親方(元関脇多賀竜)、向正面解説の若藤親方(元前頭4枚目皇司)共々、「休場から再出場する相手と当たるのは嫌なものだ」とコメントしたのが、どこか結びの一番に起こる"番狂わせ"的事態を予言していたのではないかと思いました。鏡山親方は幕内前半戦でも初日から10連敗の大翔丸について「初日から長い連敗中の相手と当たるのは嫌なものだ。負けたら相手力士の「初日を出した相手」になってしまうので」などとコメントしており、その大翔丸が勢を首投げに仕留めて初日を出したこともあり、その通りに展開していることを考え、「何かあるな」と思っていましたね。
で、蓋を開ければ立ち合いから低く当たって御嶽海に横綱が引いてしまい、時間にして僅か3秒5の電車道の押し出しで勝負あり。横綱は全く力が出せぬままに土俵を割っての不覚となり、御嶽海勝ち名乗りの土俵には座蒲団の嵐が舞う一番に。敗れた白鵬が再出場の御嶽海と当たるのを嫌だと感じていたかはさておき、花道を支度部屋に下がる際に付け人の肩を借りるなど症状が回復している訳ではない御嶽海の姿を見て、いくらか無理をしているのではないかと勘繰ってしまいました。星勘定としては「6勝2敗3休」となってあと二番勝てば三役の座を維持できることになりますが、痛みの再発の懸念もあり、剥離骨折が認められて今日改めて休場した十両の隆の勝のように、また休場となることも有り得なくはないと感じました。
その他。大関高安は前頭4枚目隠岐の海を寄り切りに仕留めて6勝5敗で白星先行。大関豪栄道は前頭5枚目の碧山を叩き込みで制して5勝目。三敗に下がった関脇貴景勝は前頭2枚目北勝富士を厳しい相撲で押し出しに退け玉鷲に1日遅れての給金直し。優勝争いは単独トップは変わらないものの一敗に後退した白鵬、星一つ差の二敗で関脇玉鷲、三敗グループには関脇貴景勝、千代大龍を寄り切りに仕留めた前頭8枚目の魁聖、嘉風を寄り切りで一蹴した前頭9枚目遠藤という展開となりました。
また、昨日相次いで怪我をした前頭15枚目千代の国は「左膝複合靱帯損傷で約2週間の安静、加療を要する」との診断書を、西前頭13枚目琴勇輝も「右大腿骨骨挫傷、右足関節外回り靱帯損傷により全治10日間の見込み」との診断書をそれぞれ提出、今日から休場となりましたが、千代の国は場所後に手術を受けるとのことで、来る三月場所に向けてということになるようです。
ログインしてコメントを確認・投稿する