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2018年05月06日15:39

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ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(The Post)




巨匠スティーブン・スピルバーグ監督のもとで、メリル・ストリープとトム・ハンクスという2大オスカー俳優が初共演を果たした社会派ドラマ。ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、政府がひた隠す真実を明らかにすべく奔走した人物たちの姿を描いた。リチャード・ニクソン大統領政権下の71年、ベトナム戦争を分析・記録した国防省の最高機密文書=通称「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をニューヨーク・タイムズがスクープし、政府の欺瞞が明らかにされる。ライバル紙でもあるワシントン・ポスト紙は、亡き夫に代わり発行人・社主に就任していた女性キャサリン・グラハムのもと、編集主幹のベン・ブラッドリーらが文書の入手に奔走。なんとか文書を手に入れることに成功するが、ニクソン政権は記事を書いたニューヨーク・タイムズの差し止めを要求。新たに記事を掲載すれば、ワシントン・ポストも同じ目にあうことが危惧された。記事の掲載を巡り会社の経営陣とブラッドリーら記者たちの意見は対立し、キャサリンは経営か報道の自由かの間で難しい判断を迫られる。第90回アカデミー賞で作品賞と主演女優賞にノミネートされた。(映画.comより)







この2大オスカー俳優が初めての共演というのも驚きですね。でもそう言えばなかったような気もします。お話は皆さんよくご存じの、やがてウィーターゲート事件につながって行く、ニクソン政権下で起きた不当弾圧事件です。しかし、ベトナム戦争って、私たちは後から知るからそう思うのかもしれませんが、およそ批判する意見ばかりですよね。それも早くから。これほど人々に批判され続けた戦争、なんで続ける必要があったのでしょうか。もちろん、いろんな利権・お金・プライドが入り乱れていたのでしょうが、それにしてもです。映画なんかをたくさん見ていると、当時をリアルに覚えていないからか、不思議に思います。

そしてもう一つのおどろきは、女性に対する世間の目です。1971年というと、もうつい最近なのに、まだ女性に対する見方がこの程度だったなんて。メリル・ストリープ演じる社主は、親や主人から会社を受け継いだだけで、今まで積極的に経営に参画してきたわけではないにしても、ここで描かれる女性蔑視はなんなのだろうかと思いますね。多分、今でも世間の価値観はそう変わってないぞ、そういうことなのでしょうね。個人的には、むしろ一時のことを思うと、社会の価値観は先祖返りしている・・・そう思うことが最近多くなりました。やってもやっても、結局報われないことのほうが多かった、そういうことなのかもしれません。私自身は歳を取ってしまいましたが、若い女性たちも原点回帰しているような気がします。私の思い込みかもしれませんが。

映画の話に戻ります。監督、描きたかったことはわかります。メリルもトムもさすがの名演です。でも、二人ともうますぎて映画が無難になってしまってます。見る前から名作であることはわかっているし、題材も社会派。二人も名演過ぎる。もう少し刺激のある映画であって欲しかった。まぁ史実は動かせないわけですが。

とはいえ、歴史の勉強になることに間違いはありません。社会不安の大きい今こそ見るべき映画なのかもしれません。
 
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