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2018年01月15日09:36

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「石内都 肌理と写真」展

写真家石内都を知ったのは、彼女が撮影したフリーダ・カーロの一連の遺品写真と、それを撮影する石内を追ったドキュメンタリー映画を通じてである。
その彼女の、大規模回顧展「石内都 肌理(きめ)と写真」が、3月4日まで、横浜美術館で開催されている。先日は、横浜に着いたところで、気力が萎え、挫折したが、昨日は、2度目の正直で、行ってきた。
石内の撮る写真は、廃墟であったり、その壁のしみであったり、老人の肌や、傷ついた人々の身体、あるいは、広島その他で亡くなった人の遺品であったり・・と、おおよそ、世間一般でいう「美しい写真」ではない。しかし、廃墟や遺品等、直接、人を写したものでなくとも、そこに、かつて生き、暮らしていた人々の痕跡を感じさせる写真が、石内のいわば真骨頂といえるだろう。
暗い色調の写真が多い中で、一際、色鮮やかなのが、大正や昭和の女たちが着ていた絹織物の写真を展示する一角だが、よく観ると、その着物は色落ちやほころび、しわがあって、それを着ていた、そして、おそらく、今は生きていないであろう女たちの、生の痕跡が、クッキリ、残っている。う〜ん、凄い写真だ。
彼女の回顧展のみを観て、常設展は観ずに、1階のカフェにて、しばし、休憩。その後、クィーンズ・スクエァのタイ料理店で、目玉焼きのせのガバオを食べて、帰宅。

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