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2017年07月18日12:02

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心の扱い方



相川圭子「ヒマラヤ大聖者のマインドフルネス」より。

心の濁りをとるには何をしたらよいのでしょうか。
心を浄化するためには、欲望やエゴにとらわれないことです。「人間が欲望を抱かないなんて不可能だ」と、あなたは思うことでしょう。

確かに、心に欲望が浮かぶことを防ぐのは困難です。しかし、浮かんだ欲望にとらわれず、気にとめず流すことで、欲望をコントロールすることはできます。欲望、つまり心の舵をあなた自身しっかりとって、心の言いなりになることを防ぐのです。

そもそも、人間はなぜ心を持っているのでしょうか? 心の役割とは何でしょう。あなたにとって心とは、どのような存在ですか?

「自分自身」
「さまざま感情を抱くことで、エネルギーを与えてくれる大切なもの」
「善人、悪人を推し量る目安」
「人間が一番大切にするべきもの」

きっと、たくさんの答えがあるでしょう。どれも間違いではありません。しかし、正解でもありません。

心の本能的な働きのひとつに「不足を補う」があります。心には知識や体験を記憶して考え、アイディアを作ったり、判断をしたりする働きがあります。そうした心の働きにより便利なものを次から次へと発明してきました。

井戸を作れば「家の中で水を使えないのは不便だ」と水道を作り、機関車を作れば「空も飛べるようになりたい」と飛行機を作りました。不足のものをどんどん満たすように、神の力を模倣しながら次々と創造し、文明を発達させてきました。心はクリエイティブな力に富んだ素晴らしいものです。

しかしそのいっぽうで、「あの人が持っているものを私は持っていない」と、心は人との違いに目を光らせています。ものや能力、環境など、さまざまな不足を見つけ出し、それを補うことに躍起になります。そして、競争したり、妬んだり、怒ったりします。心の本来の役割である「不足を補う」能力が、時に嫉妬や執着などの欲望へと姿を変え、苦しみを生み出ししまうのです。

心には、良い面も悪い面もあります。だからこそ、心が本来の役割を果たすようにコントロールし、さらに進化していきます。不足を見つけ出したとしても、欲望にとらわれず、すーっと流してしまいます。心の扱い方を学ぶことで、それが可能になるのです。



欲望にとらわれず、
気いとめず流す。



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