稀勢の里が休場、親方「相撲取れる状況ではないと」
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大相撲七月場所で、今日六日目から横綱稀勢の里と大関照ノ富士が揃って休場と発表されましたね。稀勢の里は、三月場所で負傷した左の胸筋の回復具合が思わしくないことに加え、昨日(五日目)の勢戦で小手投げを決められて土俵下に落ちた際に左足首を傷め、支度部屋に下がる際に左足を引き摺りながら歩いていたようで、所属する田子ノ浦部屋の宿舎のある長久手市内の病院で診察を受けた結果、骨に異常はなかったものの左足首の靭帯損傷があって全治3週間とのことで、案の定、今日から休場と相成った次第。
これで、今場所の稀勢の里は黒星に始まり黒星と白星を交互に重ねながら2勝3敗、一度も白星先行になることなく二場所連続三度目の休場となりましたが、先場所も左胸筋の回復具合が思わしくないまま出場して途中休場、今場所も場所前の稽古で復調がなっていないことが伝えられながらも、結局は出場を強行する道を選択した稀勢の里でしたが、三日目までは一勝しながらもその影響が明らかに残る土俵も、四日目の正代戦で右上手、左で起こしての寄り切りを決め、昨日の勢戦も立ち合い差し勝って左差しから右で抱えて出る展開に持ち込み、復調かとも見られた感じも僅かながらありましたが、勢の右からの小手投げに沈み左足首負傷。結果として先場所以上に不振の序盤五日間でしたが、全治3週間との診断であり、「休場やむ無し」となるのも仕方ないかもしれません。
師匠の田子ノ浦親方(元前頭隆の鶴)「いろいろ本人も葛藤があったと思うが、思ったような相撲が取れていないし、怪我もしましたので…。元気で強い横綱を見られるようにしたい」と語ったそうですが、左足首を負傷するような展開にならなかったならば、強行出場した以上はその判断への責任を取る意味で負け越すことになっても千秋楽まで取り続けるべきとの声もあり、「横綱の矜持」とは何かを問う新たな事例になったかもしれませんね。
一方、東大関に座る照ノ富士も今日の六日目から休場するようで、先場所後に受けた左膝の遊離軟骨除去手術の影響が残ったのか、五日間まで1勝4敗の不振の土俵。二場所連続の途中休場となった鶴竜、稀勢の里に加えてこの人もとなると、上位陣の休場が本当に目立つ印象の場所になりましたね。鶴竜については師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)が「次は進退を賭ける場所になる。出場する以上は途中休場は許されない」と語ったようで、稀勢の里も同様の立場に立たされて当然のはずですが、果たして今後、どういう展開になりますやら。
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