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2016年11月14日09:34

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アララト山に行けるのか

現在のプロレス界は、新日の一人勝ちと言われています。
数年前までの不振が嘘のよう。

新日に続く活況を呈しているのは、大日本プロレス、DDTといった辺りか。
大日本はストロングと呼ばれるバチバチのハードヒットのプロレス、凶器を使ったデスマッチの二枚看板が人気です。
DDTはエンタメプロレスですが、エンタメ元祖のFMW(ブリブラの頃)みたいに下品でないし、ハッスルみたいに芸能人頼りでもなく、独自の世界を築いています。

因みにこの大日本とDDTの両団体、いささかこじつけめきますが、どちらもメガネスーパーによるSWSの系譜にあたります。

ごく大雑把に言えば、SWSは天龍派と反天龍派に分裂し、前者は天龍を中心にWARとして新日やUインターと対抗戦したりして暫く頑張りましたが、やがて崩壊し選手はバラバラになりました。

後者は高野兄弟を中心にNOWという団体を旗揚げしたものの、高野兄弟はすぐに離脱、兄ジョージは北海道でFSR、弟俊二(のちに拳磁)はPWCという団体をそれぞれ旗揚げしました。

それとは別の流れで谷津がSPWFを旗揚げしたので、SWS反天龍派は4派に分裂したと言えるでしょう。

この4団体はどれもあまり続かなかったのですが、日本プロレス出身で(なんとまだ現役)WARのスタッフだったグレート小鹿、そしてやはり日本プロレス出身でNOW所属のケンドー・ナガサキが組んで旗揚げしたのが大日本プロレス、PWC所属の高木三四郎らが旗揚げしたのがDDTです。

正直、当初はどちらもすぐに消えそうな泡沫団体かと思っておりましたが、現在では指折りの人気団体となりました。

さて
この両者はルーツがSWSに有るとは言え、正真正銘インディー団体として始まりました。

それに比べて、メジャー団体から枝分かれするように始まった団体の苦戦が続いています。
新日と並ぶメジャー団体といえば、やはり全日でしたが、馬場亡き後に全日の殆どの選手が移籍したNOAH。
一時は新日が下火だった事も有り、「業界の盟主」と呼ばれましたが、エースであり社長の三沢が亡くなり、詐偽事件に巻き込まれるなどアクシデントが続き、ここ最近は新日の風下に立った感が有りました。

新日出身の橋本が興したゼロワン、名前も会社も変わったりしていますが、旗揚げ時のような熱気は望むべくもありません。
個人的には、いつかは大地がこの団体を引っ張っていって欲しいと思っていますが…

武藤体制の全日が経営不振の末、新たにオーナーとなったS氏との確執で退団した武藤派によるWRETSLE-1、若手の成長は明るい材料ですが、ベテラン選手の脱退が相次いでいますし、これからのエースはもとより、現エースもはっきりしない状況です。

そして枝分かれではなく、その大元たる全日、ここも大変。
WRETSLE-1との分裂時の選手は殆どが姿を消し、フリーの選手を入団させたり、大日本の選手らを上げています。

それでもNOAHには中島や北宮、全日には宮原というこれからのエースがしっかりしているのは強みと言えるでしょうか。
奇しくも、この3人はダイヤモンドリング出身、つまり佐々木健介の教え子です。

さてさて
前置きがエラク長くなりましたが、タイトルが示すとおり今回はNOAHの話です。

先だってNOAHはIT企業であるエストビー社(聞いた事無いですが)に事業譲渡しました。
要するに、今後はエストビー社がNOAHの看板を背負っていくのでしょう。

旧NOAHは会社としてかなりヤバイ状態だったようで、この一件によりNOAHの運営が安定すればそれに越した事は有りません。

しかしプロレスファンが観たいのは、プロレス会社の経営元がどこかという事でも財務状況でもなく、リング上がどうなっているかです。
そして経営が安定したとしても、観客が増えていかない事には団体の未来は有りません。

これを良い切っ掛けとして、観客が増えていくと良いのですが…

昔のような引き抜き合いや訴訟になるのは困りますが、新日以外にも核となる団体がもうひとつくらい欲しい気もします。

もっと言えば、大日本やDDT、或いはドラコンゲートのように独自の世界を築いている団体はともかく、全日系であるNOAH、WRETSLE-1はずっとバラバラにやっていく意味が有るのだろうか?

プロレス界では、団体どうし遺恨が有り、もう交わる事は無いだろうと思っても、対抗戦交流戦が行われる珍しくありません。

団体の未来はベテランより若手に有るのは当然で、若手選手の為にも、そろそろ一緒になっても良いのではないかと…

こんな呼び方は失礼かもしれませんが、これらセミメジャー団体は、言ってみればミニ新日であり、元気が有るインディーのような独自性が希薄だと感じます。
この路線でやるには4団体は多過ぎで、何処かと何処かでくっついて、2団体で充分だと思います。

若手に限らず競い合う相手が多い方が良いし、それだけレベルの高い興行を行えれば、観客の増加にも繋がるでしょう。
そもそもファン側からすれば、観たい選手があちこちに分かれてしまっては、それまで1枚のチケットで観れていたのが2枚必要になるなど、良い事はひとつも有りません。

もちろんレスラーも人間ですから食べていかねばなりませんが、安易に団体を割るというのはレスラー本位であって、ファン不在の考え方とも言えます。

話が逸れましたがとりあえずはNOAH。
現在のエースは丸藤ですが、これからは中島、北宮をもっと前面に出して行くべき。
むしろ、中島は丸藤とどんどん戦って行くべきです。

NOAHレギュラーになってからも、ずっとフリーという形でしたが、今年から所属となりました。
まだ外様意識が有るのかもしれませんが、もう良いでしょう。

今すぐは対鈴木軍というのが有るので難しいかもしれませんが、杉浦、丸藤、ヨネら旧世代軍と中島、北宮、潮崎らの新世代軍という世代闘争の時期ではないかと思います。

どんなものかな…

何はともあれNOAHがんばれー(  ̄▽ ̄)
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