フジテレビ系列で、毎週火曜日に放映中の「ON 異常犯罪捜査官 藤堂比奈子」は、内藤了さんの「猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」シリーズ(角川ホラー文庫)が原作だが、主演の波瑠さん演じる藤堂比奈子は、彼女が対峙する猟奇犯罪者たちに、非常に距離が近いというか、その境界線ギリギリにいる人物として描かれていて、小説の中の藤堂比奈子とは、まさに真逆。もちろん、原作とTVドラマや映画は、まったくの別物・・という考え方もあるので、それはそれで、いいのかもしれないが、原作のファンがドラマを観て、果たして、どう感じるのかは、まったく、別の問題。
かくいう私も、これは、おそらく、シナリオ通りに演じておられる、ご本人の責任ではまったくないが、波瑠さん演じる藤堂比奈子像には、少し、違和感もある。藤堂比奈子のフツーさと、やさしさ、誠実さ、にも関わらず、まるで引き寄せられるように、彼女の回りに集まってくる猟奇犯罪者たち・・というギャップこそが、このシリーズの、私が考える面白さなのだ。藤堂比奈子は、決して、沙粧妙子ではないのである(えっ、わからないッ・・う〜ん、私も古い人間でござんす)。
さて、原作の方は、新作「ZERO」「ONE」が連続発売されて、これでシリーズは6作になったが、相変わらず、快調で、私としても、新作の発売が待ち遠しいシリーズのひとつになっている。一見、重いテーマを扱いながら、スイスイ読める、この「軽さ」が、サイコー(ほ、ほめ言葉です、ハイ・・汗)。
ログインしてコメントを確認・投稿する