またまたまた、HDDレコーダーが壊れた。でも今回壊れてみて、その原因がうすぼんやりわかった。どうやら、原因はスイッチの切り忘れにあるらしい。回りっぱなしのHDDの軸受けが焼けて発熱しそれが部品をびみょーーーに膨張させて、読み取りエラーからシステムをバグらせ在り得ないようなエラーメッセージを頻発させてたんだと思う。カバー開けてディスクレコーダーの上に保冷材を乗せると嘘みたいにエラーメッセージが激減した。教訓。「ディスクレコーダーはテレビと一緒にスイッチを切ること」とほほ。修理どうしよう。
さてと、最近やばい事に文学趣味が出てきて参っている、おいらの今日のお題はドストエフスキー、江川卓訳「地下室の手記」(地下生活者の手記)。この作品は一言で言えば(題名からも解るように)ズバリ「ひきこもりの詩」。とほほ。
少し、あらすじ追ってみると、主人公「私」はロシアのペテルブルグに住む元小役人で親戚の財産を相続したため働く必要を感じなくなり、一人地下室に引きこもってしまう。そして、強い自己嫌悪の中で同じテーマへのおのが思いをループ状に告白する。いわく、「2*2が4…は気に食わない」って。「2*2が4などと言うものは…破廉恥以外の何者でもない」って。「自意識は…2*2が4などより…高尚なものであるって」って。それを証明するために「私」はかつての女遊びを正直に書き留めることを決意し、それが第二部を構成する。
第二部は自意識過剰な主人公が友達同士のイザコザを自ら起こし、その過程でリーザという娼婦と知り合い、ヤッチャッタ後に何を思ったのか説教をやらかす。フツー「あんたにだけは言われたかー無いわよ」って話になるんだけど、このリーザちゃんちょっとお頭が弱かったらしく説教に感動して「私」の自宅に押しかけてきてしまい、押しかけられた「私」は驚愕してパニックに陥ってしまうという本当にしょうもないお話。
文量だけを見れば第二部の方が多いけどテーマ的に見れば実は第一部のみで完結していて、第二部は文学的付けたし。ストレートに言ってしまえばこの本のテーマは「私」こと著者ドストエフスキーの全体主義への決別と自由主義への転向宣言。
2*2が4は全体主義、具体的には当時「もっとも科学的」と評されたフーリエ社会主義を表し、それがガラス張りの水晶宮の様にすべての人間を監視する圧制であり「自意識」つまり自らの自由を守るために「私」は地下室で「生き抜く」ことを宣言する。という筋立てになる。テーマはともかく文芸的に強い自意識とその裏返しとしての自己嫌悪が引きこもりの原因であり、そのループ状の思考が常に単一の結論しか生み出さないことを逆説的に説いているあたりがミょーにリアルで現代的。正直おいらには苦笑なしには読めない作品でした。とほほ。
おまけにみくしー検索かけてみました。本の検索で当りがこんなにあったの初めて。ちょっとびっくり。さすがぶんごーってことか。
「地下室の手記」
日記 検索*** 26件 ひっと。
レビュー一覧 *** 3件 が該当しました。
タイトル 地下室の手記
作成日時 2008年02月27日 21:25
カテゴリ 和書
満足度平均 4.20点(196人)
タイトル 地下室の手記
作成日時 2008年02月25日 19:17
カテゴリ 和書
満足度平均 3.95点(40人)
タイトル ドストエフスキー全集〈6〉地下室の手記・賭博者 (1978年)
作成日時 2006年11月30日 17:10
カテゴリ 和書
満足度平均 5.00点(2人)
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