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2026年10月25日11:11

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見  2026年10月25日(日曜日)

『バレンツ海』

今までに聞いたことのない、雷さんの轟き。
“空の渓谷”って、最近変化したのかもしれません。
だってね、雷さんは空の渓谷を流れる電気の奔流でしょう。
雷さんは、私たちに見えない渓谷を、それは目にも留まらぬ速さで縦横無尽に駆け抜けます。
自然界の凄さは、高圧電流が繰り広げる光と音のショーを、天空で上演するのです。
火山噴火が起きると、渦を巻きながら飛ぶ火山灰の粒子の摩擦で、雷を引き起こします。
ゴルファーは雷さんのターゲットです。

これからは落雷で亡くなる方も増えることでしょう。
すぐに救急処置ができれば、助かる確率はかなり高くなります。
でも、このところの雷さんの轟く音の凄いこと。
8月に川口市で聞いた雷さんは、一瞬テレビを消したほどです。
雷さんが吐き出す音のでっかさで、自然界の変化がわかります。

今ね、私、宇宙から見ているのか、地球観測衛星から見ているのかはわかりませんが、今から20年前と今とでは、随分と違うなぁと思ってしまいます。
勿論20年前に見た記憶はないのですが、20年前と見比べているかのような思いで、ノルウェー北部のバレンツ海に釘付けです。
ターコイズブルーに彩られたバレンツ海の西側は、ノルウェー海に繋がります。
この美しいターコイズブルーの正体は、炭酸カルシウム(白色)に覆われた「円石藻(えんせきそう)」という植物プランクトンが大量発生したからのようです。
でも、このプランクトン、どうも20年前ほど元気がないようです。

だからかなぁ、初めに見えたターコイズブルーに彩られたバレンツ海の色とは違います。
植物プランクトンも、海の世界の変化に気づいたのでしょう。
「20年前、バレンツ海はとても冷たかった」と、誰かの声がします。
「今は水温が上がり始めた」とまた誰かの声が聞こえました。
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