今朝はZARDの6thアルバム『forever you』(1995年3月)を聴きました。
1995年というとJ-POPの中心がビーイング系から小室ファミリーやエイベックス系に完全に移った時期ですが、ZARDにはそんなの関係ナシ!オリコン最高位1位(2週連続)。売上枚数は177.4万枚。オリジナルアルバムとしては4th『揺れる想い』(224万枚)や5th『OH MY LOVE』(200.2万枚)に次いで売れました。
1曲目「今すぐ会いに来て」はあみん「待つわ」など80年代初頭のフォーク/ニューミュージックを思わせる曲。ZARDっぽくない。でも、合ってる!
2曲目「ハイヒール脱ぎ捨てて」は名曲中の名曲!咽び泣くサックスの音色に導かれて、仕事と恋愛の狭間で生きる都会の女性が描かれます。2ndアルバムの世界に近いかも。
3曲目「Forever you」はこのアルバムの最重要曲です。
この頃の泉水さんは、歌手デビュー前にグラビアアイドルだったことが知られ始め、「過去を隠しておしとやかなイメージで売ってる」だの「ケバくてイケイケな正体がバレるとヤバいからテレビに出ない」だの、もう言われ放題でした。そんな世間に対する泉水さんからの回答が、この曲です。
「たくさん失敗もしたけど/いつもそんな時/優しく親切だった人達の笑顔が浮かんだ」
「優しく親切だった人達」って、グラビアアイドル時代の事務所のスタッフたちを指してるらしいです。
自分の過去を「黒歴史」だとは思ってない。グラビアアイドルだったことも、それ以前には会社員だったことも、全部私の大切な経験。そういう過去があるから、今の自分がある。泉水さんはハッキリ言い切っています。
7曲目「I'm in love」は社会派のメッセージソング。ヒロインはテレビのニュースで、海外(おそらく紛争地域)の子どもたちの姿を見ます。
「なんて無力なの/彼らを救えない/私の失望は小さすぎるわ」
2コーラス目ではそんなヒロイン自身の姿も描かれます。
「お隣の顔も知らない/冷凍食品にも飽き飽きしてる/常識は打ちのめされた/シングルライフを楽しむ彼女」
世の中は酷い。だけど無力感に囚われて諦めてしまうのではなく、まず「未来」や「人間」を信じてみよう、とこの曲は言ってます。
「I'm in love/夜明けはいつかやって来るのよ/諦めないで/We got power of love」
8曲目「こんなにそばに居るのに」は、ZARDというよりもPAMELAHみたいな緊迫感のあるダンスロック。ただ、この曲に関してはアルバムバージョンよりも、電子音が強調されて完全にデジタルロックに仕上がったシングルバージョンのほうが、オレは好きだな〜。
9曲目「Just believe in love」はTUBEの春畑道哉が書いたドラマチックでダイナミックなバラード。これもZARD屈指の名曲の一つだよね。サビに向けてジワジワと盛り上がっていくところが最高!
このアルバムにはそれまでのZARDには無かったタイプの曲が多くて、全体的にすごく新鮮な感じがします。泉水さんの新たな魅力がいっぱいです

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