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2026年08月08日01:20

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【MJと殿下】「We Are the World」の裏話

 
映画『マイケル』で割愛されたエピソードの1つ、「USA for Africa」(1985)。


Cyndi Lauper Solo Recording We R the World 1985
(このパートは、本来、MJの次にプリンスがソロを取る予定でした)

We Are The World メイキング 日本放送版 https://youtu.be/pdGcqaY73M0
『We Are The World』完全解説  https://youtu.be/m9UiLfZRFxk



「We Are the World」と聞くと、どうにもモヤモヤする私です。

私は若い頃からMJファンでしたが、2004年から突然プリンスにも惚れ込みました。
殿下の全アルバムを聴き、いろんなエピソードも知る過程で、「We Are the World」の嫌な裏話を知りました。その当時は、コアなファンしか知らない秘話でした。


洋楽好きな人なら、「We Are the World」のセッションにプリンスがオファーされていたことを知っているでしょう。なのに、殿下は参加しなかった…。
その理由を、世間の人たちは「彼はへそ曲がりの変人だから」「ライバルのMJと一緒に歌いたくなかったから」などと、知った風に決めつけていました。

MJ同様プリンスも、誤解され誤った偏見で語られることが非常に多かった上、いちいち世間に言い訳しないアーティストでした。だから、彼らは誤解されっぱなしでした。

とはいえ、彼らの死後は追悼ムーヴメントで「実は…」な話が次々と発掘されました。

MJは「白人になりたくて薬で肌を白くした」などと非難されていましたが、実は尋常性白斑という病気だったなど、いろんな「真実」が出るわ出るわ…。
そのたびに、元ファン達は「出鱈目な噂を信じた己の浅はかさ」を恥じるのです。



数年前にNHK「アナザーストーリーズ」で、「プリンスが We Are the World セッションに参加しなかった本当の理由」が紹介されていたことを思い出し、番組内容の記事を探してみました。2本立ての詳細記事が見つかりました。


◆NHK アナザーストーリーズ「We Are The World 奇跡の10時間」3
  視点2: 参加者&プリンスの元恋人「“ドタキャン”の真実」(前半)

 ーーコーラス部分以外に,マイケル・ジャクソンが手がけた部分 ♪ “But if just believe there's no way we can fall.” 担当したヒューイ・ルイスは代役. 楽譜を見ると,本来,歌うはずだったのはプリンス.マイケルが最高のお膳立てをしたのにもかかわらず,姿を現さなかった.何故?それを誰よりも知る人物はシーラE.だったーー

 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/07/06/015821


◆NHK アナザーストーリーズ「We Are The World 奇跡の10時間」4
 視点2: 参加者&プリンスの元恋人「“ドタキャン”の真実」(後半)

 ーーシーラE「周りは大物だらけでしょ?必死で」「『ソロを歌ってもらうから』って.本当よ」「プリンスに電話をかけて欲しいって言ってきたのよ」「彼は行くつもりはあった.でも,連中が私にウソをつき---」ケン・クラゲン 「プリンスの貢献は絶大だった.彼の未発表曲だ」

 https://yachikusakusaki.hatenablog.com/entry/2018/07/07/000859



長い記事を要約すると、「We Are the World」プロデューサー(P)のケン・クラゲンとクインシー・ジョーンズは、世間の注目を集めるため「MJとプリンスの共演」を仕掛けたのでした。当時、MJとプリンスは人気を二分するトップアーティストで、ライバル関係だと目されていました。それで、両者のファンが勝手に反目するなど大騒ぎ。
その2人が「初共演」すれば、曲は凄まじく売れるとPは目論んだのです。

ところが、オファーに対してプリンスは「歌ではなく、ギターで参加する」と申し出ました。でも、Pはどうしても「MJとプリンスのソロ歌唱リレー」が欲しいわけです。
そこでPが目をつけたのは、プリンスの元恋人でバンド仲間だったシーラE。彼女にソロパートを歌わせてやると騙してプリンスに電話させ、彼を誘き出そうとしたのでした。
最初からシーラに歌わせる気などなかったのに、Pは彼女に何度も電話させました。


「苦境に喘ぐアフリカの黒人達を、アメリカの黒人達が支援する」という志は立派です。
そのために、人気者を集めて超豪華なチャリティソングを作るという企画も面白い。

でも、いくら大義名分が美しくても、その手段が「若い黒人女性を騙し、大物を釣る餌に利用する」という悪どいものだったと知ると、大義名分の方も大丈夫か?との疑いが湧いてきます。結局、チャリティと言いつつP達は儲けを懐に入れたんじゃないの?と。


(大事な友達が利用されている)と察知したプリンスは「君がソロを歌ったら僕も行く」と、最後までシーラに言い続けていたそうです。でも、彼女の出番はなかった。

どうしてもプリンスの「声」が欲しかったなら、ケン・クラゲンやクインシー・ジョーンズは、約束通りシーラに歌わせれば良かったのに。そうしたら殿下は行ったはずです。
プリンスは、P達の「人としての誠実さ」を見極めていたんでしょうね。

自分たちの仲間である若い黒人アーティストを大事にしない人間達が、遠い国にいる見ず知らずの黒人達を大事にするとは考え難いです。総合的に見て「売名行為の茶番」「結局は自分たちの金儲け」と思われても仕方ないのでは。



AMA1995 で起きた「ロリポップ事件」を、世間は誤解しています。

 https://youtu.be/AMBQf56zz_o

プリンスは自らの信念を貫いただけ。
人道支援はするが、彼らに操られないと「態度で」示していたのです。
実際、殿下はずっと匿名で慈善活動を続けていた人ですから。(死後に判明しました)



「We Are The World」アルバムに殿下が提供した「4 The Tears In Your Eyes」




MJの名誉のために書き添えますが、彼はライオネル・リッチーと共に曲を書いただけ。
「セッションでプリンスと対決しよう」とかは全く考えていなかったと思います。

いろんなことが言われていますが、彼らはお互いの才能を深く尊敬しあっていました。
「JBのステージ事件」やそのリベンジと囁かれる「卓球対決」などはありましたがw

シーラが語った「BAD」制作秘話、MJがバッシングされていた時に殿下が擁護した話、MJの訃報時に殿下が「世界はMJに謝るべきだ」とのみコメントを出して喪に服したこと、その後ライブでずっと「I Want You Back」等MJの曲を演奏していたことなど。
いろんなことを知れば、彼らは変わってるけど素晴らしい人達だったのが分かります。





以上は、とある方の日記に投稿したコメントに加筆したものです。
その方は「裏話には関心がない」とのことでしたので、
せっかく書いたことですし、自分の日記に引き取ることにしました。


音楽には、人々の心を動かし、社会に影響を与える力があります。
また、アーティスト達にはその音楽と密接に関係する「隠された物語」があります。

音楽を深く理解し、その影響を考える時、裏話を知ることは大切だと私は思います。

クラシック音楽ではアナリーゼや研究をしますよね?
今はポップスでも、何十年か後には「クラシック」になるのだから同じことです。



【6月12日日本公開】映画『Michael/マイケル』の予習  2026年04月27日
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【2026.8.15. 追記】

Michaelが一番苦しい時にプリンスがした、Michaelを馬鹿にする記者への返答。
  https://youtu.be/K45RJZyBRQg

MJが右手の人差し指・薬指・小指だけに白い絆創膏をしていた衝撃の理由
  https://www.youtube.com/shorts/DWzxx9zmbdc



  

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