■全仏オープン優勝の元プロテニスプレーヤー・平木理化容疑者を逮捕 ロマンス詐欺に関与か
(TBS NEWS DIG - 07月23日 12:06)
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高知県警宿毛警察署は、交流サイトのSNSを使って鹿児島市在住の女性から30万円を騙し取ったという詐欺の疑いで、元プロテニス選手の平木理化容疑者(54歳)を逮捕した、ですか。県警によると「身に覚えがありません」と容疑を否認しているとのことですが、「鹿児島市在住の女性は、“フランスの病院で働く整形外科医の男”を名乗る人物からLINEで「荷物が税関で止められたので証明書代が必要」などと言われ、平木容疑者名義の銀行口座に現金30万円を振り込んだ。そのうち、約27万円は同容疑者名義の暗号資産の口座を通して別の口座に移されており、防犯カメラには平木容疑者とみられる人物が現金を引き出している様子が映っていた」との容疑事実の通りであれば、全仏オープンの混合ダブルス部門での優勝をはじめ、特にダブルスで多くの実績を残し、引退後も日本テニス協会の常務理事というポストに就くなど日本のテニス界でレジェンド級の存在と言って良いような人物が、何故「ロマンス詐欺」とやらに関与し金を騙し取ることをしたのか、何とも摩訶不思議な事件だと感じます。
1971(昭和46)年、レバノンの首都ベイルートに生まれ、6歳からテニスを始めて高校1年生だった1987(昭和62)年9月にツアーデビューし、青山学院大学国際政治経済学部在学中(2年生)の1991(平成3)年9月にプロ入り。ジュニア時代から国内外で活躍し、全国中学生大会ではシングルスで3年連続で決勝に進出して1、3年生で優勝、全日本選手権では女子ダブルスで1990(平成2)年からの4年連続はじめ、2000(平成12)年と合わせて計5回の優勝。年末の「クリスマスオープン」でもシングルスで4年連続で決勝進出、1990(平成2)年から3年連続で優勝。
そして、1997(平成9)年の全仏オープンの混合ダブルス部門で、インドのマヘシュ・ブパシ選手とコンビを組み優勝。1934(昭和9)年のウィンブルドン大会における三木龍喜と英国のドロシー・ラウンド組以来、日本人選手を含むペアが4大大会の混合ダブルス部門で優勝したのは63年ぶりで、当時の日本女子テニスの第一人者だった伊達公子の現役引退直後だったこともあり、反響も大きかったようです。
現役時代からテニス界の団体の委員や理事に選出され、アジア人初のWTAツアー選手理事(1996(平成8)年〜1998(平成10)年)、WTAツアー選手委員(1996年〜2003(平成15)年)、WTAツアードーピング委員(1990年〜2003年)を歴任、全仏オープン混合ダブルスでの優勝をめぐっては、日本プロスポーツ大賞特別奨励賞(1997年)、1997年日本スポーツ賞・優秀選手、1997年度ユネスコ日本フェアプレー賞を受賞、USTA(全米テニス協会)スポーツマンシップ賞(2000(平成12)年)、日本テニス協会・特別栄誉賞受賞(1998年)、栄誉賞(2003年)と、その受賞歴は華々しいものでした。
2014(平成26)年6月より日本テニス協会の常務理事に就任、Wikipedia日本語版では「2021年現在、千葉県白井市に在住し、NTTコミュニケーションズで経営企画部広報室担当課長として勤務」と現在の状況について記述がありますが、日本のテニス界のレジェンド的存在のこの人が、何故、自身名義の口座を使ってこうした特殊詐欺に関与したのか、あるいは関与“させられた”のか、どうにも理解し難いところがあります。ただ、別の特殊詐欺事件の捜査の過程で関与が浮上したようで、「余罪」とやらの存在も含め、続報があるかもしれません。
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