2026年2月28日、アメリカはイランに対する大規模な軍事攻撃を開始しました。最高指導者ハメネイ師を殺害したばかりでなく「文明を滅ぼす」とまで言ったこの侵攻、アメリカはイランの核開発をどうしても止めたいようです。
このことてナイラ証言を思い出します。
23年前の2003年3月20日、アメリカ軍がイラクの首都バクダッドを空爆、イラク侵攻 が始まりました。理由は「イラクが大量破壊兵器を保有しているのはケシカラン」というもの。なんて身勝手な大義でしょう。自分たちを差し置いて。
国中を破壊し尽くし、フセイン大統領(当時)はじめ数十万人のイラク人を殺害しましたが、結果的に大量破壊兵器は見つからず。この、イラク侵攻を是とするキッカケになったのが「ナイラ証言」です。
クウェート難民との触れ込みのナイラと名乗る若い女性(15歳)が、Hill & Knowlton(ヒル&ノウルトン)というアメリカのPR会社の計らいで1990年10月10日の米議会で証言台に立ちました。
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「病院に押し入って新生児を死に至らしめています」
「爆弾や銃で民衆を襲撃しています」
「略奪行為は目に余ります」
などとイラク軍人の蛮行を涙ながらに訴えました。テレビ放送でナイラを目の当たりにした世論は、反イラク感情を高めて前出のような大規模な軍事侵攻を容認、湾岸戦争の引き金となりました。
クウェートから来たアラブ人と称する彼女は、黒髪で浅黒くて彫りが深く、アラブ女性らしい「濃い」顔立ちです。
でも、アラブから来たイスラム女性なら身に付けているはずのヘジャブ(スカーフ)もアバヤ(コート)も着用していません。公衆の面前なのに。
https://share.google/QVWLaI3BxPcny20HC
しかも流暢な英語を話しますので、おそらくこの若い女性に疑問を感じた人もいたでしょう。そう、彼女はクウェートから来たのではなく、当時の駐米クウェート大使の娘(アメリカ在住)だったのです。イラクを貶(おとし)めるのが目的の彼女の訴えは演技(捏造)でした。
メディアを利用したこの情報操作(プロパガンダ)は、クウェートとアメリカ政府から依頼を受けたヒル&ノウルトンによる反イラク扇動キャンペーンの一環でした。同社はクウェート政府から1千万ドル以上受け取ったと言われています。
現在進行中のアメリカ・イランの状況ですが、6月17日に署名された停戦覚書は無に帰しました。昨7月20日にアメリカは9日連続でイランを攻撃し、イランもヨルダンやクウェートのアメリカ軍関連施設を攻撃。完全に泥沼です。
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