五気六味:平(温)/甘
帰経:脾、胃
はたらき・適応症状
1、補中益気
脾胃の虚弱にによる食欲不振、無気力、下痢、おりものが多い、不正出血
2、補精添髄
虚弱体質による痩せ細り、自汗、産後に母乳が出ない、四肢の無力
3、降気止逆
咳、げっぷ、しゃっくり
鶏肉の中医学的効能とは?脾胃を元気にし、体力回復を支える身近な滋養食
鶏肉は日本の食卓に欠かせない食材の一つです。低脂肪で良質なたんぱく質を含み、健康的な食材として知られていますが、中医学においても体力を補い、胃腸の働きを整える優れた食材とされています。
今回は、鶏肉の中医学的な効能について詳しくご紹介します。
鶏肉の基本性質
五気六味:平(温)・甘
帰経:脾・胃
鶏肉は基本的には「平性」で、体質を問わず比較的取り入れやすい食材です。また、やや体を温める性質も持つため、冷えや虚弱傾向のある方にも適しています。
「甘味」には体を補い、疲労を回復させる作用があり、特に消化吸収を担う脾と胃の機能を高める働きがあります。
1.補中益気(脾胃を補い、気を増やす)
鶏肉の代表的な効能が「補中益気」です。
中医学でいう「中」とは脾と胃を指し、食べたものから気や血を作り出す中心的な役割を担っています。
次のような症状に適しています。
食欲不振
無気力
慢性的な下痢
おりものが多い
不正出血
脾胃の働きが低下すると、十分な栄養を取り込めず、疲れやすさや消化不良などの不調が現れます。鶏肉はこうした脾胃の虚弱を改善し、体のエネルギーを補うのに役立ちます。
2.補精添髄(精を補い、体を丈夫にする)
鶏肉には生命力の源とされる「精」を補い、体を強くする働きがあります。
次のような症状におすすめです。
虚弱体質
痩せ細り
自然に汗が出る(自汗)
産後の母乳不足
手足に力が入らない
四肢のだるさ
病後や産後、慢性的な疲労によって体力が低下しているときに、鶏肉は体を内側から養い、回復をサポートすると考えられています。
また、成長期の子どもや高齢者の栄養補給にも適した食材です。
3.降気止逆(気の流れを整え、逆上を抑える)
鶏肉には、乱れた気の流れを正常に戻す作用もあります。
次のような症状の改善に役立つとされています。
咳
げっぷ
しゃっくり
中医学では、気が本来の流れに逆らって上昇すると、咳やしゃっくり、げっぷなどの症状が現れると考えられています。
鶏肉は胃や肺の働きを整え、気の巡りを正常化することで、これらの症状を和らげる助けとなります。
現代栄養学から見た鶏肉
鶏肉は良質なたんぱく質を豊富に含み、筋肉や内臓、免疫機能の維持に欠かせない栄養源です。
また、比較的消化しやすいため、病後の回復期や胃腸が弱っているときの栄養補給にも適しています。
古くから風邪の際に鶏スープが利用されてきたのも、こうした消化の良さと滋養効果によるものと考えられます。
まとめ
鶏肉は中医学において、
脾胃を補い、食欲や体力を回復する
精を養い、虚弱体質や産後の回復を助ける
咳やげっぷ、しゃっくりを和らげる
という働きを持つ優れた滋養食です。
毎日の食卓で手軽に取り入れられる鶏肉は、疲労回復や体力維持、胃腸のケアに役立つ心強い食材です。体調を整えたいときや元気をつけたいときには、ぜひ積極的に活用してみてはいかがでしょうか。
詳細はこちらへ
https://ameblo.jp/stephen19690326/entry-12970370147.html
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