先日、吐いた。
吐いたのなんて何年ぶりだろう。少なくとも10年以上は前だと思う。
吐くとはこういう感覚だったか……なんか肉体が大人になったからなのか、昔とちょっと吐く感覚が違った気がする。なんていうか、昔と比べて吐きにくかった。嘔吐が始まってもスムーズに吐けなかった。
というか吐くって面白くないか? 本来の通り道を逆流する。しかも重力に逆らって。あれってどういう原理なのだろう。自分の体がどう働いて、体内でどういう動きをして胃の内容物を持ち上げ、喉から逆流させるのだろう。気になるので後で調べてみよう。
体感としては、ゲップを超強化しまくったような感じだった。
吐く直前、お腹が急激に膨張し、何かしらの圧力がかかって吐き出している。
ちなみに内容物は少量の液体だった。胃の中に何もない状態で吐いたのだから当然だ。それなのになぜ吐いたのかというと、単純に体調が悪かったからである。
原因はわからない。まずなぜか朝に目が冷めた時から左鼻の奥の方が死ぬほど詰まっていた。右を向いて寝ていたにも関わらず、左鼻が詰まっていた。その後、顔の角度を調整しながら、何とか鼻詰まりを右に移動させて、左鼻で呼吸できるようにしてみたが、なぜか左鼻の詰まっている感覚が取れなかった。本当に奥の奥が詰まっている感覚だった。ちなみに普通にしていると、せっかく右に移動させた鼻詰まりが一瞬にして左に戻る。
そしてめっちゃ鼻水が液体だった。そもそも鼻水なのかもわからないが、とにかく液体だった。鼻をかんでも水みたいな液体しか出てこない。
おまけにちょっと鼻をかむだけで何かめっちゃ左鼻がツーンとしてきて、くしゃみを連発してしまう。別にくしゃみで何も出すようなものなどないのに、くしゃみという反射だけ何度も発動していた。
起きてから数時間たった頃から頭痛が出てきた。けれど頭痛は左側だけだった。鼻詰まりも左だけだし、なぜか左が異様に苦しんでいた。
お昼ごろ、薬を飲んだ。そして定期的に横になっていたのだが、横になると今度はなぜか気持ち悪くなってくる。けれど立ったり座ったりしていると、鼻詰まりや頭痛をダイレクトに感じざるを得ず、仕方なく横になっていた。
途中からすごい寒く感じてきた。布団を被って、カイロまで用意した。十数分ぐらいしたら熱くなってきて、今度は布団をはいで横になっていた。
左鼻の異様な鼻詰まり、頭部左側の頭痛、吐き気という三重苦を何時間も背負い続けた結果、嘔吐という形で害が現れたのだ。
昼食は苦しくて食べれなかったし、朝食はすでに消化済みだったようで固形物を吐き出さずに済んだのは不幸中の幸いだっただろう。
ただ、吐き終わった後は吐き気がすっと消えて、二重苦に落ち着いた。なんでなんも吐き出すものがないのに気持ち悪くなって、何も吐けてないのに気持ち悪さがなくなったのか全くわからない。
そして試しにアクエリアスを飲みながら、保冷剤で頭部を冷やしてみた。そしたら少しずつ改善されていって元気になった。それらが効いたから治ったのかどうかは不明である。水は結構飲んでいたので水分不足ではなかったと思うが、保冷剤は気持ちよかった。
未だに何が原因だったのかはわからない。ちなみに熱はなかった。
あと、頭痛がある時は顔や頭が凝っていることもあるのでマッサージを試してみたが、全く気持ちよくなかった。多分凝りは関係ないんだと思う。
私は定期的にこういう原因不明の謎の体調不良に苛まれることがある。症状は様々だ。
ただ、吐き気自体は苦しかったが、久しぶりに吐く感覚を味わえたのは、経験としてちょっとおもしろかった。
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