映画、『グリーンブック』を観たのは、5月末だ。
だから、すでに一カ月近く前になるね。
グリーンブック(2018)
監督:ピーター・ファレリー
出演:ヴィゴ・モーテンセン
マハーシャラ・アリ
前から知ってはいたものの、なかなか観れずにいたら見放題終了となっていたので、観ることにした。
観て、すごく引き込まれてよい映画だったな、いつかまた観たいけど、AmazonPrimeの見放題は、もう終わってるんだよなぁ。あ、でもU-NEXTでは観れるのか、と思っていたら、もうアマプラでも見放題に「新着」マーク付きで復帰していた。
まぁ、アマプラはそういうものだ。
映画はとても面白くて、引き込まれ、観た後でレビューを書きかけたんだけど、結局とっちらかってうまく書けなかった。
今なら書ける、というものではないんだけど、書いておかないと忘れちゃうからさ。
徒然なるままに書いておこうと思った次第。
時は1962年。物語はアメリカのニューヨークからはじまる。
クラブの用心棒などをしながら家族を養っているイタリア系アメリカ人トニー・リップ
と、黒人の天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの物語。
ドクター・シャーリーはホワイトハウスで演奏するほど評判の高いピアニスト。
ただ、1962年のアメリカという世相を考えれば予想がつく通り、黒人差別はまだ地域によっては生々しい時代だ。
ドクター・シャーリーはそんな人種差別のきつい南部を演奏旅行に向かうという。そのときの運転手兼ボディガードとして雇われたのがトニーだ。
ちょっと相いれない部分はありつつも、だんだん交流を深めていくトニーとシャーリー。
シャーリーの演奏は、実際すばらしい。
南部でも一流のホテルやレストランなど、満員のお客さんの中でコンサートを続ける。
でも、やっぱりそこは人種差別が厳しい時代。
控室として案内されたのは、わびしい倉庫だったり、演奏の前に食事をしたいといっても、ホテルのレストランに入ることを拒絶されるなど、厳しい場面が続く。
断ったマネージャーは、
「個人的に差別しているわけじゃない。ただこの地域は昔からそうなんだ」
そうなのだろう。
マネージャーとしては、他のお客さんと波風を起こすことは看過できない。
個人的な感情をさしおいても、接し方や行動に制限を設けることを、差別というのだ。
テーラーで気に入ったスーツをみつけ、眺めていたとき、店員はトニーをお客さんだと思って声をかける。
「試着をどうぞ」
といって、服を手に取ったのがシャーリーだとわかると、試着するなら買えという。
憤るトニーの横で、シャーリーはにっこり笑って、それをいなす。
自分が試着すると、もう売り物にならないというんだね、と。
コンサート・ツアーを進める中で、家族、とりわけ妻に手紙を書くトニーに、シャーリーは文章のアドバイスをする。
いろいろありつつも、友情のようなものも芽生えていく。
ただ、そこはもちろん映画。
大きな波乱が待ち構えている。
黒人に使われていることを揶揄され、そこまでは我慢したトニーに、イタリア系だからだろ、と、これもまた差別発言を警官にされて爆発するトニー。
シャーリーと二人、逮捕されるんだけど、そこでシャーリーは自分の人脈を使ってことを収める。
感心する反面、自分自身を黒人より下みたいに卑下したことを言ったトニーに、シャーリーは突然激昂する。
雨の中、車を降り、追いかけるトニーにはじめて目をむいて怒鳴り返すシャーリー。
いやぁ、このときはシャーリーの顔が変わってたね。ふだんの仏様のような細めより、人を引き付ける力があるんじゃないかなぁ。
自分よりはるかにエリートで、社会情勢にすら対抗する力をもったシャーリーの本心を聞き、呆然とするトニー。
その後も旅を続け、約束のクリスマス・パーティぎりぎりに間に合わせるよう、疲弊しきったトニーを、反対にシャーリーが自宅まで送り届ける。
帰宅して一人たたずむシャーリーに、物寂しい結末を感じたところで、最後は・・・。
良い映画だったね。
なんというか、人間の心の機微というか、深みを考えさせてくれる映画だったと思う。
一通り、思ったことは書いたと思うので、そのうち推敲してレビューを書こう。
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