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2026年05月29日14:09

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最後のピクニック(原題:소풍 英題:Picnic)

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 60年ぶりに故郷を訪れた女性が親友と楽しい時を過ごすなかで、青春時代の思い出をよみがえらせていく姿と、それぞれの波乱万丈な人生を描いたヒューマンドラマ。

大都会ソウルで息子家族と暮らすウンシムは、「宝島」と呼ばれる海沿いの町・南海(ナメ)に60年ぶりに帰郷し、親友グムスンのもとに身を寄せる。かつてウンシムに思いを寄せていたテホも交えて昔を懐かしみ、3人は和気あいあいとした日々を過ごす。忘れていた記憶をひとつずつ思い出し、懐かしさに心を躍らせるウンシムだったが、彼女が長年この地を離れていたのにはある理由があった。16歳の時に彼女の未来を決定的に変えてしまった出来事と、波乱に満ちた人生が明かされ、互いの現在を知ったウンシムとグムスンは、美しい花が咲き誇る草原へ最後のピクニックに出かけ、生まれ変わってもまた友だちになることを誓う。

「怪しい彼女」のナ・ムニが主人公ウンシム、Netflixドラマ「イカゲーム」のキム・ヨンオクが親友グムスン、「チャンス商会 初恋を探して」のパク・クニョンがテホを演じた。監督は「怪談晩餐」のキム・ヨンギュン。(映画.comより)







<2025年9月14日 劇場鑑賞>

 いい映画でした。映画の結末も、賛否両論あるでしょうが、私は彼女たちがとった行動に賛成します。自分もそうするかも、と思いました。



 都会のソウルに住むウンシム。夫は亡くなっていますが、中流家庭で少し余裕のある暮らしをしています。しかし、そのせいか、今は息子が金をせびりに来ていて不機嫌真っ最中でした。そんなところに、いまだ故郷に住む同級生の親友グムスンが訪ねてきました。なぜかめかしこんでいます。グムスンの娘がウンシムの息子の嫁なのです。ムッとしていたウンシムは、息子から逃げるようにグムスンと外出しました。一緒にハンバーガー店にも行きました。タッチパネルでオーダーするウンシムを見て「都会の女は違うねぇ」とグムスンが感心したのも束の間、同じようなハンバーガーがいくつも出て来て飲み物は一つもありません。「どうやってこんなに食べるんだ。しかものどが詰まるじゃないか」とグムスン。つかみで笑わせます。



 そして、この勢いのまま故郷に帰り、グムスンの家に身を寄せるウンシム。親友だった二人の共同生活が始まります。町には懐かしい面々がたくさん。再会できて喜んでくれる人、そうではない人、いろいろです。そして、この歳になれば、十人十色。み〜んな一筋縄ではいかない事情を抱えています。本当にいろんなことが描かれます。そのどれもが「あるある」でした。



 しかし、ひとつだけ。これは日本と韓国の文化的な違いによるものかもしれません。が、何か不吉なことが起きたとき(例えば海難事故が起きたとか)、周りにいた人間であるだれかをあげつらい、「疫病神だ。あいつのせいで人が死んだ」と、その人が海に出ていたわけでも、船を引っ張ったわけでもないのに、そんな噂を立てられて住んでいられなくなる、っていうのは「どうよ」と思いました。日本だったら、そんなエクソシストみたいなことを言うおばさんがいたら「頭おかしいんちゃうか」と言われるくらいがオチだと思うのです。誰が真に受けるんですか。しかし、この映画では、そういうことが過去に本当に起きていたのです。この1点のみ「へぇ〜」と思いました。



 それ以外は、心動かされるお話でした。そして、最終、ウンシムとグムスンは、”最後のピクニック”に出かけるのです。





<ここからネタバレ>

 最後までは描写されませんが、二人はきれいな格好で、手に手を取って崖から飛び降りたということだと思います。自殺ってことだと思います。ウンシムは息子に「家を好きにしてもいいよ」と書き残しました。グムスンは余命を宣言されていました。私個人的は、この結末は「あり」だと思いました。
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